北の方では雪が降るという予報にさすが集合場所にやって来る人々は完全武装。
今年最後の探鳥会は西賀茂16.8K地点から出発した。
平成24年、京都府は上賀茂から上流の中洲を一部除去した。多少、不自然な中洲の形が残っていないわけではないが、一面が草に覆われて流れが全く見えず、無論野鳥の姿も観察され無かった以前の状態に比べると、今は自然への配虜が精一杯なされているのを感じる。川幅一杯に広がっていた中洲は、今は大きな流れに寄り添っていて、そこには多くのヒドリガモやイカルチドリやセキレイたちの姿が観察された。
参加者の中に、この近くで幼少時代を過ごしたという人がいて何となく昔話に花が咲く。
只の原っぱだったのに比べて今は家が建ち並び、鴨川は見事な河川公園に姿を変えた。
良かったと喜ぶべきなのかどうか、考えはまちまち。
危険な思いをしながら泳いだ・・と言う柊野ダムをみていると「山紫水明」の言葉がぴったり。柊野堰堤には水がわき出ているところがあり、どんなに多くの生き物たちが喜んで利用していることだろう。夜にこっそり見てみませんか?、焼き肉パーテイーならぬ野生の生き物が宴会を開いてたりして・・。
ヒドリガモ、コガモ、マガモ、おっと、カワガラスのお出ましだ。鴨川でカワガラスを見るのは初めてとみんなが追っかける。
ドバトへの餌やり見っけ。 ”叔父さん、ほどほどにネ!”。
京都府が作ったしゃれたベンチの絵は、かっての当会支部長の手描きによるもの。今も美しいままに、お散歩の人々につかの間の安らぎをもたらしていることが嬉しい。
そして今話題の河川敷のゴミ箱。
”そりゃ~置いといてもらわないと・・”は、カラスの言い分。
置く?、撤去?、さてさて、京都府の決断は・・
昨年一年、鴨川を源流から合流地点まで流れに沿って下さった皆さま方に心から感謝申し上げます。今年もどうかよろしくお願いします。 担当:中村桂子 (鴨川リレー探鳥会12月24日)
●見聞きした鳥
カワウ、コサギ、アオサギ、マガモ、カルガモ、コガモ、ヒドリガモ、トビ、イカルチドリ、ユリカモメ、キセキレイ、ハクセキレイ、セグロセキレイ、ヒヨドリ、モズ、カワガラス、ジョウビタキ、イカル、スズメ、ムクドリ、ハシブトガラス、ハシボソガラス 22種
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