日本野鳥の会の本部から届いたカタログをパラパラ眺めていると、「バードフレンドリーブレンド」というコーヒーが目に止まりました。
渡り鳥が安心して帰れるよう、豊かな森林を育てる伝統的な方法で栽培された中南米産のコーヒーで、収益の一部はスミソニアン渡り鳥センターの運営資金として渡り鳥の保護や生態系の維持のために還元されるとのこと。
しかも、販売しているのは「小川珈琲」。みなさんもご存知と思いますが、京都のコーヒー屋さんです。私も以前在籍していた会社で、よく仕事をさせていただきました。
野鳥の会のカタログで地元・京都の会社の名前を見つけたこともあって、いつも買うコーヒーの2倍の値段でしたが注文しました。
実際に淹れて飲んでみると、苦みの少ないとてもマイルドな味でした。
「スミソニアン渡り鳥センター」という名前は初耳なので調べてみました。アメリカのワシントンにあるスミソニアン博物館群の一つで、スミソニアン動物園の中にあるそうです。
森林を伐採して行われる大規模なコーヒー栽培の環境への影響について同センターが調査したところ、原生林の横で行われる木陰栽培の農園が渡り鳥の休息地になっていることが判明。北米と中南米を往復する渡り鳥を保護するために、グアテマラやコロンビアなどで木陰栽培を行う32の農園に対して「バードフレンドコーヒー」を認証したそうです。
「鳥も好きだけど、コーヒーも好き」という方は、ぜひ日本野鳥の会のショップで「バードフレンドリーブレンド」をお求めください。
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