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ミヤコドリと都鳥

3月に伊勢湾へ行ってきました。主な目的は安濃川河口のミヤコドリ。ここで越冬するミヤコドリは年々増えているようで、この時は48羽が群れていました。

    

上の動画の背景に写っている白い鳥はユリカモメ。ご存知のように、平安時代に「都鳥」と呼ばれたのはこっちのユリカモメです。つまり、安濃川河口には現在の「ミヤコドリ」と昔の「都鳥」が同居しているわけです。
現在のミヤコドリは貝が大好物で、英名もOystercatcher。そういえば、「その手は桑名の焼きハマグリ」で知られる桑名も伊勢湾に面していますから、この辺りは貝が多いのでしょう。
安濃川河口の後に寄った雲出川河口では、早くもたくさんの人が潮干狩りをしていました。その横の干潟でチョコマカ走っているのはシロチドリ。リレーのように次々と走り出します。

    

可愛いですね~。このシロチドリは三重県の鳥に指定されています。
このほか、ウミアイサやホオジロガモなどたくさんの水鳥、イソヒヨドリやツグミなどの小鳥、チュウヒやハイタカなどの猛禽類を堪能してきました。
ところで、三重県は近畿地方なのでしょうか、東海地方なのでしょうか。地図の区分や「広辞苑」では近畿地方ですが、高校野球は東海ブロック、電力会社は中部電力、裁判所の管轄は名古屋高等裁判所です。
日本野鳥の会の区分けでも、以前は近畿ブロックだったそうですが、現在は中部ブロックになっています。三重県庁は「どっちでもある」と答えているそうで、コウモリみたいな県ですね(笑)。

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