11月10日(土)~11日(日)、大阪市立自然史博物館で開催された「大阪自然史フェスティバル2012」に京都支部も出展しました。
このイベントは、関西の自然観察グループや自然保護団体が一堂に会して、活動紹介やワークショップを通じて自然に関わる楽しさや大切さを伝えようというもの。
鳥はもちろん魚、哺乳類、植物、キノコなどの菌類、苔、シダ、さらには石や骨にいたるまでさまざまな自然観察グループのほか、バードカービングやワイルドライフアートなどアート系の団体、各地域の里山や自然を保全しようというNPO法人、光学機器や図鑑のメーカーなどが出展しました。
当支部のブースでは、京都府で出現した珍しい鳥の写真パネルを展示して答えてもらうクイズ、会員Mさんによる風呂敷&折り紙教室、今年京都府で撮影された鳥のビデオコーナーを開設。中でも風呂敷教室は女性に人気で、さまざまな包み方だけでなく帽子や羽織にも使える風呂敷の用途の幅広さに驚いていました。
「家の近くでこんな鳥を見たけど、何ですか?」といった一般参加者との交流はもちろん、出展しているグループ同士の交流も盛んで、「鳥の観察を始めたいので双眼鏡の選び方を教えてください」という自然観察団体のスタッフも来られました。
今年は大阪支部創立75周年に当たることから、日本野鳥の会の柳生博会長による記念講演が行われました。また、野鳥写真家・叶内拓哉さんによる撮影教室にも参加者の列ができました。
日曜日はあいにくの雨でしたが客足は鈍ることなく、2日間で17,200人もの人が訪れました。自然観察系のイベントとしては、おそらく関西最大ではないでしょうか。今回参加できなかった方々も次回はぜひご来場ください。
大阪自然史フェスティバル2012 (11月10日~11日)
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