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「この木なんの木?」 比叡山探鳥会

 今日も敬老乗車証やのど飴を携帯、会話にマヒナスターズなどがでてくる “少年、少女” たちが集った。
 気にかかった植生を自分の目で確かめるために道をはずれて山あいにわけ入る人。思いがけない鳥の群れに帰りのケーブルカーを見送ってまでも動かない。野鳥をかいして、夢中になって遊べる私たちは幸福だ。

 山麓の八瀬では今年も大木のキンモクセイが満開、すこし強めの薫りが充満している。山上ではガマズミ、またケーブル線わきのカンレンボクも不思議なかたちの果実を実らせていた。

 遠くのススキの動きがおかしい、鳥がいるようだ。双眼鏡で凝視するが種類までは解らない。ドッと飛び上がった。かなりの数のマヒワだ。
 その後単独で現れたのはヒタキ類、オオルリ、サメビタキ、エゾビタキ、コサメビタキ。
 そして、”鳥あわせ” をして解散というとき、30ぐらいの群れが桜の木へ入った。アトリである。つづいて同じぐらいの規模の群れ。違う方向からもう一波、またもマヒワだった。もうみなさん、なにがなんでも動かない。

 この時期、いつも話題になるミカエリソウ。「振りかえってってまで見るほどの花か」というものだが、近づくと意外に美しい。                          比叡山探鳥会 10月6日

●見聞きした鳥
ダイサギ、アオサギ、カルガモ、ミサゴ、トビ、キジバト、カワセミ、アオゲラ、コゲラ、ショウドウツバメ、ツバメ、コシアカツバメ、キセキレイ、セグロセキレイ、ヒヨドリ、モズ、ウグイス、オオルリ、サメビタキ、エゾビタキ、コサメビタキ、エナガ、コガラ、ヒガラ、ヤマガラ、シジュウカラ、メジロ、アトリ、マヒワ、カケス、ハシボソガラス、ハシブトガラス 32種

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