宇治川左岸の堤防上をゆっくり目的地に向かう。毎年のことだがとても蒸し暑い。鳥も少なく、野花もさびしい。咲いているのはワルナスビやアカツメクサ、カワラナデシコぐらい。それも盛りを過ぎてお疲れさんて感じ。ヒルガオは元気そうで、午前中なら咲いていたようだが、今は萎れている。キリギリスがギーチョ、ギーチョとだるそうに鳴いている。
7時も過ぎて、やっとツバメが群れで姿を見せ始める。今年は少ないのではと心配になる。が、だんだん増えて上空を大群が飛び回り、初めて見た人は感激しているようだった。
しかし、最盛期の頃の記憶ではもっと規模が大きかったし、葦原すれすれに沢山のツバメが行ったり来たりを繰り返していたが、今日は少なかった。ヨシ焼きができなくなり、ねぐらとしての環境が悪化したのだろうか。
ツバメもねぐら入りし、コウモリが飛ぶようになって気がついたら、オオマツヨイグサやコマツヨイグサが沢山開花。真っ黄色の花だが、夕闇迫る頃のせいか白く浮き立つ。まだ足元の見えるうちに帰途に着く。
宇治川ツバメ探鳥会 (8月4日) A.T wrote
●見聞きした鳥
ダイサギ、アオサギ、ハヤブサ、ツバメ、ヒヨドリ、ウグイス、カワラヒワ、スズメ、ムクドリ、ハシボソガラス、ハシブトガラス 11種
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