朝、5時15分、家を出る。集合時間より30分も早く出町柳に到着。川辺に出てみる。賀茂川も高野川も泥色の濁流。
川辺や中洲の野草は完全に水没。ヌートリアの群れが岸の斜面に這い上がっている。餌付けされているそうだ。散歩の犬に追われて濁流に飛び込んだのにはさすがと感心。
ヤブカンゾウ Hemerocallis fulva var. kwanso ユリ科ワスレグサ属
川辺は危険と判断、左岸の散策路や堤防上端の道路を歩くことにする。
下見の時は、ヒナギキョウの花の空色が美しかったが曇天のためか花弁を閉じたままで残念。
ナスに似たワルナスビがあちこちに群生し満開。花はなかなかのものだが、茎に棘があり、その上繁殖しやすく除草が難しいそうで、営農家にとっては厄介者らしい。
カキノキ Diospyros kaki Thunb.
シロツメクサも盛りは過ぎてしまったがそこそこに咲いている。アカツメクサの花も目に付く。ヒメジョオンは多数開花中。他に目についた花はコヒルガオとヘクソカズラぐらい。
クコ Lycium chinense ナス科
皆さんの注意を引いたのはアケビとイチョウ。堤防上端の道路と民家の庭の境目に見られたもので、アケビは真緑で成長途上の果実が多数、イチョウは実が既に黄みがかっており他に比べて熟すのが早いなというのが皆の結論。同様の民家横にシャクチリソバらしき植物の大群落があり、開花期には見応えが有りそう。機会があればお訪ね下さい。
径15mm程か、緑の果実の沢山なった切れ込みのある葉を持った木、カジノキだろうとのことである。参加者のお一人から翌日、お教えいただいた。
蒸し暑く疲れも感じて予告通り北大路の喫茶店へ、極楽極楽、高齢化してくると熱中症対策のためにも必要なのではないか。喫茶店を出たところで解散。
鴨川リレー探鳥会(7月15日) A.T wrote
●観察した植物
アカツメクサ、アキニレ、アキノノゲシ、アケビ、イタドリ、イチョウ、イヌガラシ、エノキ、エノコログサ、オオバコ、オシロイバナ、カタバミ、カキノキ、カラムシ、クコ、コヒルガオ、シャクチリソバ、ジュズダマ、シロツメクサ、セイタカアワダチソウ、セイバンモロコシ、セイヨウタンポポ、ツユクサ、ツルヨシ、ナガイモ、ナンキンハゼ、ネジバナ、ノゲシ、ハルジオン、ヒナギキョウ、ヒメジョオン、ヘクソカズラ、ヘラオオバコ、ムラサキカタバミ、ヤブガラシ、ヤブカンゾウ、ヨモギ、ワルナスビ 38種
●見聞きした鳥
カワウ、アオサギ、マガモ(交雑種)、カルガモ、トビ、ドバト、キジバト、ツバメ、ハクセキレイ、セグロセキレイ、ヒヨドリ、シジュウカラ、メジロ、カワラヒワ、スズメ、ハシボソガラス、ハシブトガラス 17種
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