集合地の国際会館駅前から京都バスで「長谷別れ」へ。ここから参加された方を含めて総勢14人で出発、ととぎ池へと向かう。山中にひっそりと広がるこの溜池が登山道の起点だ。今日のコースは山頂までなだらかな道が続くのが特徴である。
5月がまだ終わっていないというのに、あまり鳥の声が聞こえない。モチツツジは今が盛りのようで、ミツバツツジよりもやや大ぶりの花をあちこちに開いている。尾根筋に入って少し歩くと、キビタキの美しいさえずりが心地よく響いてきた。しかし、夏鳥の数は例年よりも少ないようで、クロツグミやセンダイムシクイの声がない。
11時20分に山頂到着、三角点にごあいさつ。木立の間から八瀬方面、大原方面の集落が見える。昼食をとっていると、目の前の切り株から羽アリの大群が飛び立った。クロオオアリ?の「結婚飛行」らしい。よく見ると切株にはびっしりと羽アリが止まっている。
ミズタビラコ Trigonotis brevipes ムラサキ科 キュウリグサ属
昼食休憩を終わり、寒谷峠に向かう。峠からの長谷への下りは最初が急坂で、滑らぬよう注意しながら進む。谷をしばらく下がると水流が現れ、ミズタビラコの花が咲き始めている。ミヤコアオイの根元の落ち葉をかき分けると、これにも花がついていた。
谷が終わり、井手町の里を歩く。「ケーン」とキジの声。高野川の岸に出ると、ダイサギやカワセミが出現した。河畔で鳥合わせ、解散。お疲れさまでした。
瓢箪崩山探鳥会(5月26日) Σ
●見聞きした鳥
ダイサギ、トビ、キジ、キジバト、カワセミ、コゲラ、ツバメ、コシアカツバメ、セグロセキレイ、ヒヨドリ、モズ、ウグイス、キビタキ、ヒガラ、シジュウカラ、メジロ、ホオジロ、カワラヒワ、スズメ、ムクドリ、ハシブトガラス 21種
ミヤコアオイ Asarum asperum ウマノスズクサ科 カンアオイ属
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