
新緑の季節、好天にも恵まれ、初めて参加の4、5人も加わって、20数人の参加者となった。
大沢池、空っぽになった水面のあちこちに、鯉が跳ねての波紋。期待されたアオバズクは未だか、見つからなかった。
北嵯峨の小道、ツバメが飛び交い、カワラヒワが鳴きながら飛び去り、コゲラが近くの立木に入った。路傍にプロペラ状の白い花をつけたテイカカズラ、香りはいまひとつ分からなかった。

未だ田植え前、今日の田園は閑散としていた。ケリの姿もやっと1、2羽見られただけ、期待されたアマサギは見つからなかった。ただ1か所、田植えの準備で苗代が置かれた田に水が入り、数羽のツバメが泥の地べたや水面を飛び交った。また、思いもかけぬ所に伏せたカルガモ1羽、静かに通りぬけた後、遠くからその姿を確認した。
広沢池は、鳥たちの姿がほとんどなく寂しい光景、かすかにオオヨシキリの鳴き声がしたようだが、とにかく静かであった。

帰りかけたわれわれを捉まえ、地元水利組合の人から嬉しい情報を受けた。そこには、伏せたカイツブリ1羽が、葦の茂みに見え隠れしていた(カルガモとカイツブリの写真は、N.H 氏撮影)。 北嵯峨探鳥会 (5月17日) K.O wrote
●見聞きした鳥
カイツブリ、カワウ、コサギ、アオサギ、マガモ、カルガモ、トビ、キジ、ケリ、キジバト、コゲラ、ヒバリ、ツバメ、コシアカツバメ、キセキレイ、ハクセキレイ、セグロセキレイ、ヒヨドリ、モズ、ウグイス、オオヨシキリ、シジュウカラ、メジロ、カワラヒワ、スズメ、ムクドリ、ハシボソガラス、ハシブトガラス 34種

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