「なに ? 」「コマドリ」「えっ、ほんま ? 」そう、声は例年聞いてるのだけどここで姿が観られたのは初めてなんです。それもほぼ全員で、これは発見者のみなさん、後ろ姿ですが集中度が読み取れます。
集合地ではイソヒヨドリが囀っていました。もちろんみんなで見られました。「今日はもう、これだけで良い」なんて声も。
谷の入口あたりにさしかかるとオオルリや遠いキビタキ、センダイムシクイに始まりだんだんみんなの期待が実現して行きます。「さぁ、しばらくここで聞いてみましょう」。
突然、近くでコマドリが鳴きました。言葉にならない静かな歓声が上がります。
美しいオオルリの雄が枝に止まります。それも 2羽。茂みから出たり入ったり、これこそ探鳥会だなと思いました。鳥が少なくて寂しかった春は今日でお終いです。
終盤、折り返し地点ではセンダイムシクイを上から見ることができて、何人もの人がめったに見られない頭央線を確認しました。最近にない楽しい探鳥会。ところが「これが総て」ではありませんでした。帰路、数人でしたがクロジの小群をゆっくり見るという幸運にも恵まれました。
梅谷川早朝探鳥会 (2012年4月15日)
キブシ Stachyurus praecoxキブシ科キブシ属
●見聞きした鳥
マガモ、トビ、ハイタカ、サシバ、ドバト、キジバト、アオバト、アオゲラ、コゲラ、ツバメ、キセキレイ、セグロセキレイ、ヒヨドリ、ミソサザイ、コマドリ、イソヒヨドリ、シロハラ、ツグミ、ウグイス、センダイムシクイ、キビタキ、オオルリ、エナガ、ヒガラ、ヤマガラ、シジュウカラ、メジロ、アオジ、クロジ、カワラヒワ、イカル、スズメ、ムクドリ、カケス、ハシボソガラス、ハシブトガラス 36種
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