坂本あたりではイカルやカラ類の姿をみとめたものの山上でまともに観られたのはカケスとカワラヒワ、それにカラスぐらいであったか、例年、哺乳類の足跡などもいろいろ観察してきたけれど、それすらごく少数。実に寒々とした探鳥会となった。
近畿各地、否、全国的にどこも雪が多く降ったのに今期比叡山は雪が少ない。異常とまではいえないのだろうが鳥の状況も含め例年とはなにか違う冬である。
昼食はスキー場跡で摂った。時折雲が切れて日差しもあったが北の山並みは雪雲に覆われていた。その時、参加者の一人が「今日は楽しかった」とおっしゃった。少ない鳥、怪しい天候などに囚われて陰鬱であった筆者は自分の偏狭な視野を反省した。
比叡山探鳥会 2月12日
●見聞きした鳥
コゲラ、ヒヨドリ、ツグミ、エナガ、ヒガラ、ヤマガラ、アトリ、カワラヒワ、イカル、スズメ、ムクドリ、カケス、ハシボソガラス、ハシブトガラス 14種
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