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桂川探鳥会

 松尾駅前踏切から見える温度計は3°。早朝から小雪が舞い冷たい風が吹いている。ただでさえ、この冬は全国的に野鳥が少ないというのに、桂川河川敷では近頃整備が進み、多くの樹木が伐採された。小鳥の隠れる場所が減り、出現鳥は多くは期待できない。

 出発場所まで移動する間にジョウビタキとモズが出迎えてくれた。毎年多くのカモ類に会えるのだが、カルガモしか見られない。近くの中州の砂利に溶け込むようにうずこまっているイカルチドリを発見。松尾橋の下をくぐり上流へ進む。
 カワラヒワ、シジュカラ、ホオジロ、モズといった常連も出現したが、数は非常に少ない。
 中間地点手前でアキニレの実を啄ばんでいるベニマシコを発見一同釘づけとなる。中間地点でトイレ休憩をとった。ここでもベニマシコが目をたのませてくれた。アオジも姿を現し、再出発してすぐにチョウゲンポウが草むらに飛び込んだ。獲物を捕らえられなかったようだ、舞い上がり飛び去った。上流に進むと今度はハイタカが上空を舞い、その周囲にはイワツバメが群れて飛んでいる。
 川面にはカワアイサの群れに白と黒の美しオスが4羽混じっている。手前ではキンクロハジロも忙しく潜水している。

 中之島公園ではヒドリガモ、マガモに加えイカルチドリやカワセミが見られた。渡月橋近くまで進みオナガガモを発見して鳥合わせとなった。天気も回復し風も止み、順調な探鳥会だった。
 数は少なかったが、計43種とまずまずの出現数だった。                     桂川探鳥会(2月11日) K.K wrote

●見聞きした鳥
カイツブリ、カワウ、ダイサギ、コサギ、アオサギ、カルガモ、コガモ、ヒドリガモ、オナガガモ、キンクロハジロ、カワアイサ、トビ、ハイタカ、チョウゲンボウ、イカルチドリ、イソシギ、ユリカモメ、キジバト、カワセミ、コゲラ、イワツバメ、キセキレイ、ハクセキレイ、セグロセキレイ、ヒヨドリ、モズ、ジョウビタキ、ツグミ、ウグイス、エナガ、ヤマガラ、シジュウカラ、メジロ、オホジロ、アオジ、オオジュリン、アトリ、カワラヒワ、ベニマシコ、スズメ、ムクドリ、ハシボソガラス、ハシブトガラス 43種

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