予想外の積雪で、除雪されていない横道へそれたり、人通りのない橋へちょっと出てみたりということは不可能であった。従って大浦川はまともに観られなかった。昼食もいつも使ってる公園の東屋へは近寄れず町外れの小さな休憩所でということになった。
しかし、個体数は少ないものの鳥には恵まれ、ルリビタキの雌雄、美しいベニマシコ、ホオジロ類など今期京都でほとんど観られないものもみんなでじっくりと楽しんだ。トラツグミ、シロハラ、ルリビタキが一本の木に止まり採食していたり、なかでも湖上を飛翔するオオワシの姿は圧巻であった。一部の人だけの観察ではあったが湖岸でアオシギが採餌してたのには驚いた。
もうひとつ、沼津支部がバスを仕立てて観察に来られていて担当者の方と少しお話しした。「沼津に水鳥がいないわけではないが、やはりこの広大な湖で観るのはいつもと全く違っていて素晴らしいですよ」。
私たちの身近にある琵琶湖、そしてその素晴らしい自然環境。地元、滋賀支部の方々ともどもなんとかこのまま後世へ受け継いでいかなくてはならない、今更ながら琵琶湖の偉大さを再認識した日ともなった。
大浦湖岸探鳥会 2月5日
●見聞きした鳥
カイツブリ、カンムリカイツブリ、カワウ、コサギ、アオサギ、マガモ、カルガモ、コガモ、ヨシガモ、オカヨシガモ、ヒドリガモ、ホシハジロ、キンクロハジロ、スズガモ、ミコアイサ、カワアイサ、トビ、オオワシ、ノスリ、バン、オオバン、タシギ、アオシギ、ユリカモメ、セグロカモメ、カモメ、キジバト、コゲラ、キセキレイ、ハクセキレイ、セグロセキレイ、ヒヨドリ、ルリビタキ、ジョウビタキ、トラツグミ、シロハラ、ツグミ、ウグイス、エナガ、シジュウカラ、ホオジロ、カシラダカ、アオジ、アトリ、カワラヒワ、ベニマシコ、スズメ、ムクドリ、ハシボソガラス、ハシブトガラス 50種
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