カワラヒワとホオジロの囀りでスタート。その後はシーンとなり「何で?」と囁く声がポツポツと出始めた時、ソヨゴやサクラの枝にエナガ、メジロ、シジュウカラ、ヤマガラの混群が襲いかかり、番のコゲラもキリの幹に飛び込んでくる。
畑地に歩を進めるが雑草は切り払われ鳥の姿なし。その時「あの山の天辺、何?」の声に空気が一変、スコープや双眼鏡が一点に集まる。「ハイタカや」「胸が少し赤い」「♂や」。
畦の杭のモズを後に先に進めたが八田川河畔のヨシは増水で荒れ、鳥の姿は無く、ジョウビタキの声が虚しく山に響く。大きな獲物を足に上空を誇らしげに舞うミサゴと川柳の枝でポツリと想い耽るカワセミが心に残る。由良の川岸の木立の一部伐採されていたがトモエガモ、オオバン、カワアイサ♂♀、枝を銜えたカワウ等10種がデスプレーや水浴びに興じている。
常連のオオタカ、キジ、ヨシガモ、シロハラ、アオサギには出会えなかったが、堤防下の畑にハイタカの雄姿を最後に、総計43種で会を閉じた。
綾部市探鳥会(1月22日) 田所 草平
●見聞きした鳥
カイツブリ、カワウ、ダイサギ、マガモ、コガモ、トモエガモ、ヒドリガモ、キンクロハジロ、オナガガモ、カワアイサ、オオバン、ミサゴ、トビ、ハイタカ、ノスリ、イソシギ、キジバト、カワセミ、コゲラ、キセキレイ、ハクセキレイ、セグロセキレイ、ヒヨドリ、モズ、ルリビタキ、ジョウビタキ、イソヒヨドリ、ツグミ、ウグイス、エナガ、ヤマガラ、シジュウカラ、メジロ、ホオジロ、カシラダカ、アオジ、アトリ、カワラヒワ、イカル、スズメ、カケス、ハシボソガラス、ハシブトガラス 43種
次の観察会は「探鳥会ガイド」をクリック