ここ何年間か続けている探鳥会、遠隔地にしては参加される方も多い、例年同じコースだし、各探鳥スポットで出る鳥もだいたい決まっている。ところが「いつもこの木にはイカルがいっぱい止まってんねんけどなぁ」。
みごとに赤熟したカキの実も手つかずで残っている。メジロやシジュウカラもほとんど見られない。
雌雄のニュウナイスズメで少し盛り上がった後、大仏池へ到着。数羽のコガモ、カルガモ、ここはいつも通りだ。 「あっ、いまのんなに ?」タシギだ。じっと枯れ草に身を隠している、つもりらしいけどみんなでゆっくり見た。
次のハイライトは昼食後、なんとすぐ近くの小さなムクノキでアオバトが採食しているではないか、もう誰も動かなくなってしまった。
その後もいつものルリビタキやシロハラは見られず、ビンズイすら出てこない、と、嘆いていたら最後のさいご鳥合わせの時、どなたかがビンズイを発見された。というちょっと楽しいけど不可思議な探鳥会は興福寺の堂宇の裏で閉幕したのである(タジキ、アオバト等の写真は会員のE.N氏がその場で撮られたものです)。 奈良公園探鳥会 (12月24日)
●見聞きした鳥
カイツブリ、カルガモ、コガモ、トビ、オオタカ、タシギ、ドバト、キジバト、アオバト、コゲラ、キセキレイ、ハクセキレイ、セグロセキレイ、ビンズイ、ヒヨドリ、ウグイス、エナガ、ヤマガラ、シジュウカラ、メジロ、カワラヒワ、イカル、ニュウナイスズメ、スズメ、ムクドリ、ハシボソガラス、ハシブトガラス 27種
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