今日の大沢池、枯れハスが水面の半分ほどを被い、その中にオオバン数羽、その縁にオカヨシガモ10数羽の群れ。常連のヒドリガモ30数羽の群れは人懐っこく近寄ってくるのに反し、オカヨシガモは遠くからしか見ることができず、それだけに珍しいものに出会ったような思いであった。庭園のエノキにツグミ5羽を確認、私にとって今期の初認であった。
道端のユキヤナギの紅葉やマユミの赤い実を見ながらの北嵯峨の小道は、小鳥の声、姿もなく単調に歩いた。広々とした田園に入って、いつものようにIさんが「モズのはやにえ」を目ざとく見つけた。
タカのバトル?は、次のように起こった。遍照寺山中腹の松に、久しぶりにオオタカの姿があった。また、遠く田園中央を横切る電線に、チョウゲンボウがとまっていた。突然、大空にドバト20数羽が乱舞し、その群れが逃げた後の上空に大小のタカが2羽。小が大を追うような形で山の方へ飛び去って視界から消えた。しばらくして、近くの電柱にチョウゲンボウ♀が戻った。キッキッキッとしきりに鳴いている目の先は、遍照寺山中腹に向かっていた(若鳥だろうか、精悍な顔つきが感じられなく、女性たちから「意外に可愛いね、美しいね」との声)。
師走の風物詩「鯉揚げ」が行われた今日の広沢池は、タヒバリとハクセキレイなどが目立つぐらいで、種類も数も期待が外れた。 北嵯峨探鳥会(12月15日) K.O wrote
●見聞きした鳥
カイツブリ、カワウ、ダイサギ、コサギ、アオサギ、マガモ、カルガモ、オカヨシガモ、ヒドリガモ、オナガガモ、トビ、オオタカ、チョウゲンボウ、オオバン、イカルチドリ、ケリ、ハマシギ、イソシギ、キジバト、キセキレイ、ハクセキレイ、セグロセキレイ、タヒバリ、ヒヨドリ、モズ、ジョウビタキ、ツグミ、スズメ、ムクドリ、ハシボソガラス、ハシブトガラス 31種
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