「…シダ植物とシダ種子類が繁茂した地球最初の森ができました。樹木のように大きくなるシダ植物であるリンボクやカラミテスが…(解説書「化石でたどる生命の歴史」より引用)」そのリンボクの幹だ。半世紀まえ筆者の子供の頃、絵本や教科書にあった”憧れの想像図”、巨大なトンボの背景の森、まさに現実として実感した。感動と言っても良いだろう。
「化石でたどる生命の歴史」
発行: 大阪市立自然史博物館(2011年7月2日)
B5版 48貢 販売価格: 800円税込み(クリック)
中生代、鳥の先祖とされる始祖鳥の横に展示してあった「孔子鳥」の化石。当時の姿は想像するしかないが始祖鳥よりもより現代の鳥の姿に近く見える。
そのほか昆虫の入った琥珀、日本列島誕生の頃の今とほとんどかわらない中新生の貝類や昆虫、植物などなど、何億年も昔地球上に誕生した生物たち。今や化石という形だけど大昔 “現実に生きていたもの” に出会える。そんな簡単なことに気付いた筆者であった。興味は尽きない。
大阪市立自然史博物館 第42回特別展
「来て!見て!感激! 大化石展(クリック)」
平成23年7月2日(土)から8月28日(日)
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