ヤマガラ (英名: Varied Tit) Parus varius スズメ目シジュウカラ科
曇天だが4月上旬~中旬並みという温かさで、苑内のあちこちからメジロのさえずりが聞こえてくる。開会に先立って参加者一同は、先般の東北・関東大震災で亡くなられた方々に黙祷をささげた。
今冬の御苑にはシロハラが特に多いように感じられ、歩き始めるとこの鳥が次々に視界に入ってくる。シジュウカラが囀り、ヤマガラの姿もそこここに。児童公園ではロウバイやマンサクの花が咲いていた。祐ノ井のあたりで高木の頂にマヒワが止まっているのを発見。3月の探鳥会では1996年以来初めての登場である。今冬の京都では、平地で越冬するマヒワが各所で観察されており、御苑でも冬中見ることができた。
フッキソウ Pachysandra terminalis ツゲ科 フッキソウ属
和風迎賓館付近では、フッキソウが開花している。ビンズイ、ツグミ、イカル、シメなどの常連さんを確かめながら大宮御所西側の芝生にさしかかると、先ずアトリが1羽。さらに進むと、前方の切り株にアオゲラが出現して一同の目を釘付けにした。3月の探鳥会では過去16回のうち6回の出現で、意外に頻度が高い。
ノスリの渡りが見られるかもしれないと、時々上空に目をやるのだが、タカはトビばかりで結局空振りに終わった。九条邸跡の池畔でルリビタキを加えて探鳥会を終了。この日の出現鳥は31種であった。 京都御苑探鳥会 年3月20日 (Σ)
●見聞きした鳥
アオサギ、マガモ、カルガモ、トビ、キジバト、アオゲラ、コゲラ、セグロセキレイ、ビンズイ、ヒヨドリ、モズ、ルリビタキ、ジョウビタキ、トラツグミ、シロハラ、ツグミ、ウグイス、エナガ、ヤマガラ、シジュウカラ、メジロ、アオジ、アトリ、カワラヒワ、マヒワ、イカル、シメ、スズメ、ムクドリ、ハシボソガラス、ハシブトガラス 31種
シロハラ(英名: Pale Thrush) Turdus pallidus スズメ目 ヒタキ科 ツグミ亜科
次の観察会は「探鳥会ガイド」をクリック