八瀬でもそうだったが、ケーブル・カーから眺めたサクラとオオモミジの紅葉が見事。以前教わった、中国渡来のカンレンボクが黄色の実を付けている。一度、近くから見てみたいものだ。
山での冬鳥第一号は、声に続いて姿を見せたウソ。次は 10羽程度のマヒワの群れであった。この後、展望台付近で幾つかの小鳥の飛翔群を見たが、残念ながら、種は同定できない。アトリらしいとも言う。ここを去るとき、やっと頭上の樹にアトリの声を聴く。あるいは、姿を見た人があったかも知れない。府県境手前で、ヤシャブシの木にマヒワの小群。頻りに実を啄んでいて、辺りには、まったく気を使わない様子である。
ウリハダカエデ Acer rufinerve カエデ科
浄土院を過ぎて、やっとミソサザイの地鳴きを聴く。続いて姿も見せた。この付近に、ミズメの木があるが、同属(Betula)のネコシデもサロメチールの匂いを出すそうなので、葉を調べたところ、鋸歯の細かさから、やはりミズメと判断した。遅ればせながら報告しておく。
今日は、キバシリに会えないな、と残念に思っていたところ、西塔駐車場からの出口近くで、数人が声を聴いたそうである。旧ケーブル建物跡で食事中、アオゲラの声を聴く。すぐに彼(or 彼女)は近くを飛び去った。
期待してたルリビタキは姿を見せず、かなり遠くで声を聴いただけだったのは残念。滅多にないこと、今日一日あちこちでカケスがよく鳴き、よく姿を見せた。「あの声さえ、なければなぁ !」と思うけど、声を出さなければ、その存在を主張できなくなる。「天は二物を与えず」と言うが、納得。
気に入った木の実、スイカズラ。ヌバタマに負けない”輝く漆黒”。
比叡山探鳥会(11月14日) T.U wrote
●見聞きした鳥
マガモ、カルガモ、オオタカ、カワセミ、アオゲラ、コゲラ、キセキレイ、セグロセキレイ、ヒヨドリ、モズ、ミソサザイ、ルリビタキ、ジョウビタキ、シロハラ、ツグミ、ウグイス、エナガ、ヒガラ、ヤマガラ、シジュウカラ、キバシリ、メジロ、ホオジロ、アトリ、カワラヒワ、マヒワ、ウソ、カケス、ハシブトガラス 29種
●昆虫類
オオセンチコガネ、フキバッタの一種、ミツカドコオロギ、モリオカメコオロギ、マダラスズ
●主な紅葉樹
イロハモミジ、オオモミジ、ウリハダカエデ、ヒナウチワカエデ、クロモジ、カナクギノキ、コシアブラ、ソメイヨシノ
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