近畿南部を台風がかすめ通った。とりあえず集合地へ、雨雲の動きは刻々と変化している。ひょっとしたら雨は止みそうだなとも考えてはいた。そういう思いの方が数人見えた。集合時間の時点で雨、探鳥会は中止とした。
集まった人たちの合意のもと当日のコースを歩いてみる事になった。あちらこちらにモズの姿、堤防へ立つとみなさんさっそくツグミを発見された。どなたも今期初めて見たという、初認だ。やがて4,5羽のユリカモメが頭上を通過する、これも今まで誰もみておられなかったようだ、西大橋で暫し雨宿り。カワセミ、イソシギ、イカルチドリ、遠いカモたち、枚挙に遑(いとま)がない。
採食するイソシギ(クリック)
歩き出すと雨は傘もいらない程度になっていた、上野橋あたりまで来るとすっかり止んでしまった。カワセミがよく出る、やはり美しいので歓声があがる、すぐ近くにコガモの小集団、ここから右岸を歩く。
ジョウビタキの鳴き声がする、雄だった。気にかかっていたホオジロ類らしき声はやはりアオジだった、これもみなさん初認だ。
松尾橋が見え出した頃、対岸の草原にキジの姿、その手前の水辺になんとオシドリの姿、華麗な彩りが目に沁みるようだ。最後にチョウゲンボウ出現でまたまた盛り上がり、解散した。鳥合わせをしてみると知らない間に40種も見てたらしい、この時期としては多いのではないだろうか。
桂川探鳥会 (10月30日)
●見聞きした鳥
カイツブリ、カワウ、ダイサギ、コサギ、アオサギ、オシドリ、マガモ、カルガモ、コガモ、ヒドリガモ、トビ、チョウゲンボウ、キジ、オオバン、イカルチドリ、イソシギ、ユリカモメ、ドバト、キジバト、カワセミ、コゲラ、ショウドウツバメ、コシアカツバメ、キセキレイ、ハクセキレイ、セグロセキレイ、ヒヨドリ、モズ、ジョウビタキ、ツグミ、エナガ、シジュウカラ、ホオジロ、アオジ、カワラヒワ、シメ、スズメ、ムクドリ、ハシボソガラス、ハシブトガラス 40種
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