今年もサシバ・ハチクマのタカの渡りはほぼ終了しました。
これからはノスリというタカが中心に、まだ半月以上も続きます。
今年は大きなピークを観察しました。
私たちの「岩間山」という観察ポイントでは、1日の飛来数としてはこのポイント史上2番目の、2821羽という数を9/26に記録しました。
TOPの画像はその時のもので、上昇気流に乗って帆翔しているところですが、タカの数が多いと柱状に連なるため、「タカ柱」と呼ばれます。
全部を写すと小さくなりすぎてしまうし、タカを大きく写そうと思うと柱を実感できないので撮影が難しいんですが、この日はカメラ初心者の私でもそんな心配なく写せる、見事なタカ柱が何本もできました。
ちなみに、これはほとんどがサシバというタカですが、1羽だけハチクマが混ざっています。
私の短いレンズでも写せるくらい近くを飛んだサシバ。
この時期は、毎年あらゆる用事を断って没頭しています。(平日はちゃんと仕事してますよ、悶々としながら・・・笑)
9月上旬から始まった観察で、「岩間山」では昨日までに約7000羽が渡っていきました。
まだまだ旅の途中です。遠い南の島へ、無事に渡っていけることを祈らずにはおれません。特に今年生まれた子には、初めての渡り。ちゃんと海を渡り切れるでしょうか?
何割がたどり着けるのかわかりませんが、厳しい旅に向かう姿に毎年勇気をもらいます。
2010年10月15日
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