メニュー 閉じる

庭で繁殖した鳥

7月中旬の雨が降り続いたある日の夕方、町内会の用事で近所の方が来られた際、「今、鳥のヒナが落ちてきましたよ」とのこと。見ると、玄関のカツラの木の下で嘴の黄色い鳥が雨に濡れて震えています。近くで親鳥が「ピーヨ、ピーヨ」と騒いでいたのでヒヨドリのヒナと分かりました。
本会が展開する「ヒナを拾わないで」キャンペーンの趣旨を尊重して、写真だけ撮ってそのままにしておきました。翌朝確認すると、糞だけ残してヒナの姿はありません。羽が散らばってなかったので、猫にやられたわけでなさそうです。親鳥がくわえて巣に戻したのでしょう。

             手ブレして見にくいですがヒヨドリのヒナ

わが家の庭で繁殖した鳥は、メジロ、シジュウカラ、スズメ、キジバトに続いてこれで5種類。メジロはヒナを見たわけではないですが、これまでに巣を3個と半分に割れた卵の殻を1個発見しました。
シジュウカラは巣箱で何度か繁殖しました。これもヒナは目撃していませんが、巣箱の中から「シーシー」という声が聞こえてきました。スズメはシャッターの戸袋に枯れ草を集めて営巣。繁殖が終るまで朝早くから「チュン、チュン」騒ぐので、家族が「眠れない」とボヤいていました。
一昨年はキジバトが繁殖。しばらく前から庭で枯れ枝を集める姿を何度か見かけたので、「近くで営巣しているな」と思っていましたが、2階の部屋から丸見えの木の枝に巣を作りました。

              ゲッケイジュの枝で抱卵するキジバト

邪魔をしないように時々そーっと見る程度なのではっきりとは確認していませんが、9月上旬に産卵して10月上旬にヒナが巣立ったと思います。次はどんな鳥が繁殖してくれるのか、楽しみです。

                次の観察会は「探鳥会ガイド」をクリック

カテゴリーの最近の記事