案内者に恵まれたので、GWに比良山(武奈ヶ岳)に行って来ました。主に山歩きがメインでしたが簡単な報告をさせて頂きます。比良川沿いを通ってイン谷口を経て、ダケ道を登る。やがて旧ロープウェイ山上駅~八雲ヶ原に到着。ここからはアシウスギも見られ始めた。今回一番の目的はスキー場・リフト・ロープウェイが閉鎖され、復元が試みられていると聞いていた八雲ヶ原の池を見る事でした。私は今回初めて訪れたので何とも言えないですが、まだ3年目だそうで、その為かあまり変化はないようで黒焼きにしたくなりそうなアカハライモリと、少しイグサ類が目立ったくらいです。
八雲池
八雲観音からスキー場跡に沿ってコヤマノ岳を通りましたが、コヤマノ岳に差し掛かるにつれブナの占める割合が上がり、武奈ヶ岳の頂上近くでは、殆どブナの林でした。同時に日本海側の気候や雪の影響も感じられ、ブナ林の樹形が雪の重みの影響を受けて曲がっていたりして、色々と自然の造形を堪能する事が出来た。そうする内に武奈ヶ岳山頂に到着、最高の眺めを楽しみながらの昼食後、北側の高島市へ下る行程となった。下る途中のスゲ原という谷は水量豊かな川の流れ、湿潤かつ明るいすばらしい谷でした。ここではクマの爪痕も見られました。途中広谷での休憩中に上空でイヌワシ?かハチクマ?の様な猛禽を確認。更に下った場所でゴジュウカラを観察する事が出来た。今回、鳥は余り見ることは出来ないと思って、期待していなかっただけ
に、私としてはどちらも非常に幸運でした。見つけて下さった同行者の方に感謝・・・ さらに下ってその後は、八淵滝を通ってガリバー旅行村のバス停まで到着にて山歩きは終了。ガリバー旅行村の手前に降りたところで一匹のニホンザルに出会った。
スキー場
山歩きとしては初めてだけれど、まだ自然史や山歩きに興味がなかった15年程前に一度スキーで訪れた事はありました。その時の事は殆ど記憶にありません。当時はこんなに山が楽しいものになるとは想像だにしていなかったのです。嗚呼、ほんとに自然観察を始めていて良かった! 現在はスキー場・リフトが無く、慣らしてからでないと少々しんどいコースなので余計その様に感じました。
ブナ林(クリック)
非常に大まかですが今回見られたものは、ブナ、アシウスギ、タムシバ、オオカメノキ、イワカガミ、トクワカソウ、ミヤマカタバミ、シャクナゲ、エンレイソウ、、アカハライモリ、ヒキガエルの卵、ゴジュウカラ、ヒガラ、コガラ、不明の猛禽など。
武奈ヶ岳 (5月3日) E.N wrote
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武奈ヶ岳から琵琶湖遠望