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ミヤマガラス

 昨年12月、ミヤマガラスの塒入りをある鳥のサークルで見に行った。あれから約3ヶ月経った3月6日、その後の調査の結果この日が「渡去」という事になった。この写真は正確には塒入り前集合の様子である。
 案内していただいた方は 8年ほどまえからここを見ておられる。今期は10月末に40羽ほど集まっていたらしいので 4ヶ月以上ここで塒をとっていた事になる。ピークは12月17日の763羽だったようだ。
 1989年からここ山田池(クリック)で塒入りする群れが観察されるようになったそうで、それまで大阪でのミヤマガラスの記録はほとんど無かった。 しかし、この群れがどこから集まって来るのかはまだ明確に解っていなく推測の域をでない。
 巨椋で見られる個体群がここで寝ている可能性は否定できない、採餌場所と塒との位置関係だが、日本で知られている例をあげると、鹿児島の出水で約10km,島根の斐伊川で約10km,埼玉の菖蒲・鴻巣で約7km,石川の河北潟で約15km,秋田の八郎潟で数km~25km離れているらしい。
 山田池と巨椋は直線距離で20kmないのである。

       ミヤマガラス(英名: Rook) Corvus frugilegus スズメ目カラス科
                 (画面中心付近の小さな3羽はコクマルガラス)

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