冬鳥を探そう「桂川自然観察会」
前日までの厳しい寒さも緩んだ12月23日(祝)9時15分、YOUYOUパーク西大路には30人を超える参加者が集まりました。田子レンジャーから来年2月14日に行われる桂川クリーン大作戦への思いを述べられ、協力要請がありました。そして、この活動を木津川、宇治川、淀川本流まで一斉に行う方向で努力していることが紹介されました。さらに今日期待される出現鳥、探鳥コースの説明を聞き出発しました。
風のない、日差しのもどった天神川の堤防を上がって桂川左岸堤防に着きました。そこではモズやイカル、ツグミの群れが迎えてくれました。またハイタカが近くを飛んでくれました。桂川の水面にはヨシガモの群れ、木に止まっているジョウビタキ、シメなどを見ながら左岸高水敷を下流に歩きます。天神川との合流点でしばらく観察することにしました。桜並木の堤防上を上流に引き返す途中、時雨始めました。カワセミも出て、雨宿りを兼ねて新幹線橋下で昼食になりました。みんなで記念撮影をした後、12時20分上流へ向かって出発しました。広い河川敷上空をチョウゲンボウが飛び、ヨシ原にはジョウビタキの雌雄がすぐ近くまで来てくれました。桂大橋下流高水敷に、1月から3月にかけて中州の伐木を行うとの予告看板が掲示されていました。作業後のこの辺りの景観、環境がどのように変わるか注目しなければと思いました。桂大橋上流ではミコアイサの雌雄が見られ、折から雨が少し強くなってきました。そして阪急橋上流で鳥合わせをしました。コゲラやカシラダカ、アオジも出て45種の出現鳥を数え終了しました。
終了後、京都支部が担当する清掃地点のゴミの散乱状況を見るため、少し歩いてみました。さすがに以前よりゴミが少なくなったなというのが実感です。それでも数か所大型ゴミが捨てられていました。最後に西大橋下流のヨシ原で、ベニマシコの10数羽の群れが見られたのはおまけでした。 桂川自然観察会12月23日 ( J )
●見聞きした鳥
カイツブリ、カンムリカイツブリ、カワウ、ダイサギ、コサギ、アオサギ、マガモ、カルガモ、コガモ、ヨシガモ、オカヨシガモ、ヒドリガモ、ホシハジロ、キンクロハジロ、ミコアイサ、トビ、ハイタカ、チョウゲンボウ、キジ、バン、オオバン、ケリ、イソシギ、ユリカモメ、キジバト、カワセミ、コゲラ、ハクセキレイ、セグロセキレイ、ヒヨドリ、モズ、ジョウビタキ、ツグミ、ウグイス、シジュウカラ、ホオジロ、カシラダカ、アオジ、カワラヒワ、イカル、シメ、スズメ、ムクドリ、ハシボソガラス、ハシブトガラス 45種
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