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カラーリングを付けたユリカモメ探し

                      (鴨川七条 11/23)

ユリカモメのカラーマーキング(須川恒氏が作成したものを改変)

 基本的には、各個体の右足には環境庁の金属製の足輪がついており、左足に大きな色足輪がついている。1982年11月以前の色足環は、ほぼ全部が脱落するか脱色した(ちなみに211個体に標識)。

●1982年11月-1994年2月に京都市で:黄色(1982年11月-1984年4月:213個体)、橙色(1982年12月-1983年3月:19個体)、青色(1984年11月-1987年1月:267個体)、緑色(1987年12月-1994年2月:330個体)のプラスチックシートを筒状に丸めたリングを付けた。 縦に数字2つ、またはアルファベット1つと数字1つが刻印されている(黄色、橙色のシートには黒字で、青色と緑色シートは白字で)。黄色と青色と緑色のリングでは、アルファベットと数字の下に一本横線が入り、数字2つのリングと区別できるようになっている。

●1994年2月から1996年2月に京都市で:黄色のプラスチックシートを筒状に丸めたリングを付けた。 縦にアルファベット2つが刻印されている。アルファベット2文字のシリ-ズであることを示す横線が、文字の間にはいっている。

●2000年11月から兵庫県の武庫川・昆陽池、大阪府の大和川、京都市の鴨川で:黄色のプラスチックシートを筒状に丸めたリングを付けている。 縦にアルファベット2つが刻印され、文字の間にアルファベット2文字のシリ-ズであることを示す横線がはいっている。
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│1│ │A││A│
│2│ │3│├─┤
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●ソ連カムチャツカ州クラマビツキ湖周辺のコロニ-で、1990年7月7、8日に330羽の雛、1991年7月24日に150羽の雛、1993年7月17日に45羽、1994年7月15、16日に327羽の標識を行なった。いずれも右足に赤い色足環が付いている(1990年のみ左足に金属リングも付いている)。カラ-リングは赤色のプラスチックに白い文字が、黄青緑などと同じシステムで刻印している。数字2つが縦に(赤00~99)、あるいはアルファベット1つと数字1つが縦に(赤A0~Z9)その下に白線、あるいはアルファベット2文字が縦に(赤AA~赤ZZ)その間に横線が刻まれている。(大阪自然史博物館 “和田の鳥小屋” より転載)

                photo: M.I
             (すべての写真はクリックすると大きくなります)

調査方法
●色足環を付けているユリカモメを見つけたら、イーメイルで表題は「ユリカモメのカラーマーキング」として「記録事項」を書き、grin@sings.jpまで送って下さい。

記録事項
 1.足環の色と書かれていた文字(横線の位置も)
 2.観察日
 3.観察場所(できるだけ詳しく)
 4.観察者(足環の文字を確認した人という意味です)

●関連ページ: 「カラーマーキング調査が開く野鳥の世界」(クリック)

                      (鴨川七条 11/23)

              次の観察会は「探鳥会ガイド」をクリック

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