叡山電鉄「八瀬比叡山口」駅
叡山電鉄「八瀬比叡山口」駅に降り立つと外気が少し低い、木々の薫り、それにカジカガエルやメジロの声などに包まれ、町の空気に慣れた私たちにはなにか知ら新鮮なものが感じられる。
8時 45分という集合時間は 9時始発のケーブルカーに合わせてある、発車までの 15分間は山麓の八瀬周辺の鳥も探していただこうという目論みだ。まず出ないがヤマセミも来たことがあり捨てがたい場所なのである。
「あっ、止まった」
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ケーブルが山上駅へ到着する。ここからがこの探鳥会のコースだ。なだらかな登りを進む、やがて昔スキー場があったところへ、ホトトギスが飛び回っている。
「止まった !!」。
この時期観られるのは比叡山で繁殖してる野鳥たちがほとんどだ。クロツグミが浪々と謳っている。周波数の高いキバシリのサラサラした声がする。カラ類の雛の群れ、ハチクマが悠々と高空を通過する。
近年、出会える鳥種が少なくなってきてる印象は否めないがバーダーにとって「楽しい山」である事に変わりない。「比叡山定例探鳥会」後期は 10月の「この木、なんの木」からです。
比叡山探鳥会 (7月5日)
ネムノキ Albizia julibrissin マメ科 ネムノキ属
●見聞きした鳥
カルガモ、ハチクマ、トビ、ヤマドリ、ドバト、キジバト、ツツドリ、ホトトギス、ヒメアマツバメ、アオゲラ、コゲラ、ツバメ、キセキレイ、セグロセキレイ、ヒヨドリ、モズ、ミソサザイ、クロツグミ、ヤブサメ、ウグイス、センダイムシクイ、キビタキ、オオルリ、エナガ、ヒガラ、ヤマガラ、シジュウカラ、キバシリ、メジロ、ホオジロ、イカル、スズメ、カケス、ハシブトガラス 34種
アカメガシワ Mallotus japonicus トウダイグサ科 アカメガシワ属 (高野川)
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