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第15回鳥獣保護セミナー

 7月4日、午後7時から京都駅前のメルパルクにおいて、「淀川流域と生き物、そして環境」をテーマに第15回鳥獣保護セミナーが行われた。澤島支部長のあいさつの後、新たな「淀川水系河川整備計画」の実施をに、淀川河川事務所の小俣所長をお招きして基本的な考え方をお話していただいた。治水を自然との関わりを保ちつつ具現化する、「いい川、いい川づくりとは何か」を追求しつつ行いたいと述べられた。そして具体的に、木津川の堤防は表面のコンクリートの下は砂であること、宇治川は塔の島辺りで川幅が狭くくびれていること、桂川では堤防が切れる危険が今までに何度もあったことなどを指摘して河川整備の必要性を述べられた。
 次いで大阪支部の橋本さんから淀川本流での種々の活動を紹介していただき、4か所の定例探鳥会を行うなかで分かった野鳥に関わるさまざまな問題点(水上スキーで野鳥が追い払われること、外来植物の繁茂など)や、評価できる点(干潟、ワンドの造成など)を指摘された。  京都支部からは「桂川の野鳥、10年の変化」を副島さんが紹介された。さらに桂川野鳥生息調査に長年参加している林さんから、桂川での野鳥の繁殖活動を映像で紹介していただいた。特に3月5日から6月21日にかけてのトビの繁殖状況の観察報告は、河川が野生動物の営みにとっても重要な環境であることが示された。そして(財)本部の古南さんの発言もあり、午後9時終了した。                                  第15回鳥獣保護セミナー(7月4日)(J)

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