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サギのコロニー

 一見なんのことない松林ですが、ここは大阪府下最大のゴイサギのコロニーです。もっともアオサギコサギも営巣してましたが。

 大阪自然史博物館関連のグループ活動のひとつ「サギのコロニー調査」に参加しました。
 私たちが担当した狭山池(大阪狭山市)では普通よく見られる木などを利用したものではなく、地上で営巣していました。

         (写真はクリックすると大きくなります)
狭山池
 駅からは近いし、以前にはアオサギの巣が少しあっただけと聞い ていたので気軽に出かけた。到着すると池の周りの木々にサギ類の姿もな く、セッカやコアジサシなどの声の他、「見た目」もの静かであった。ところ が池のまんなかあたりの島のような場所になにやらカワウなどが止まっている様子、望遠鏡をセットしてみるとなんとアオサギが座っているではないか、雛もいる。全容をつかむためにはこの島をいろいろな角度から見てみなけ ればならない、ほんの少し移動しても草の陰にサギらしい姿が発見できる。 コサギは止まっているだけかと思っていたが抱卵してるのもいる、全てがいわゆる地上営巣である。こんなコロニーは初めて見たのでちょと驚いた。
 なお南海電鉄「大阪狭山市」駅から「金剛」駅にかけて「新池」 をはじめ2,3ある池も見たがゴイサギがいたぐらいでサギやカワウの巣を見つけることはできなかった。

観察した鳥: カイツブリ(巣材運び)、カワウ、 アマサギ (上空通過)、ダイサギ、コサギ(ディスプレ イ)、アオサギ、カルガ モ、ヒドリガモ(番)、バ ン、コチドリ、ケリ、イソシギ、コアジサシ、ドバト、ヒバリ、ツバ メ (池畔の建物に営巣)、ハク セキレイ、オオヨシキリ (囀 り)、セッカ(囀り)、シジュウカラ(囀 り)、スズ メ、ムクドリ
  (大阪鳥類研究グループ 会報第 73号 /サギ類・カワウコロニー調査調査体験記 速水 厚 より転載)

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