雨模様との天気予報にも関わらず、「福」駅前にはシギチ好き13 人の猛者が集まりました。9時30分、時々薄日の射す天気に、意気揚々出発しました。大野緑道は、桜の若葉が目に染み入るようでした。ここではシジュウカラの声が聞けました。
淀川右岸堤防に出ると、高圧線の鉄塔にミサゴ、護岸堤防ではシロチドリ、チュウシャクシギが迎えてくれました。遠く対岸にはコアジサシが飛んでいます。今日の河川敷は、雨天との予報もあって静かでした。セッカ、ヒバリの声とともに、イソヒヨドリのさえずりが聞こえてきました。ブルーの鮮やかな雄が倉庫の屋根に止まっていました。矢倉緑地に着くと、高速湾岸線の沖合で、アジサシの群れが盛んに水面にダイブしていました。
オオソリハシシギ (英名: Bar-tailed Godwit) Limosa lapponica チドリ目シギ科
亜種: オオソリハシシギ L. l. baueri ほか、コシジロオオソリハシシギ L. l. menzbieri が記録されている
大きさ: L41 W75 旅鳥 (資料映像)
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観察ポイントに着くと、幸い海岸に入っている釣人もなく、シギ、チドリがしきりに餌を探して歩き回っています。夏羽鮮やかなオオソリハシシギ、トウネン、メダイチドリや、ダイゼン、ハマシギなどが見られました。ササゴイも干潟に出ていました。
12時30分頃から小雨が降り出し、芝生広場に戻り、鳥合わせをしました。鳥合わせを終える頃、近くの木立からチッチッチッ、ジャラララララの声、コルリです。こんなところで聞くなんて、とは皆さん一致した感想でした。こうして、43種の出現鳥を記録して、13時探鳥会は終了しました。
矢倉海岸探鳥会 (5月6日)(J)
●見聞きした鳥
カワウ、ササゴイ、ダイサギ、アオサギ、カルガモ、ヒドリガモ、ホシハジロ、キンクロハジロ、スズガモ、ミサゴ、トビ、コチドリ、シロチドリ、メダイチドリ、ダイゼン、キョウジョシギ、トウネン、ハマシギ、アオアシシギ、キアシシギ、イソシギ、オオソリハシシギ、チュウシャクシギ、ウミネコ、アジサシ、コアジサシ、キジバト、ヒバリ、ツバメ、ハクセキレイ、セグロセキレイ、ヒヨドリ、コルリ、イソヒヨドリ、ウグイスオオヨシキリ、セッカ、シジュウカラ、カワラヒワ、スズメ、ムクドリ、ハシボソガラス、ハシブトガラス
43種
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