バードカービングの展覧会を見に行った。作品の魅力に取り憑かれるのはいつものことだし、こんなものを創る技術を持っているのは特別な人なんだろうと思っていた。ましてや「やってみる」なんて努々叶わない、いままで作品を目にするのは博物館や野鳥観察施設などぐらいで遠い存在であった。
ところが趣味にしてる人たちがたくさんおられて教室なども各地にあるらしい。メンバーの方にお話を聴かせていただいた。バードカービングの歴史などはクラブのホームページ(クリック)を参照していただくとして、まず使う材料、ほかにもあるらしいがヌマスギなんだそうだ。いわゆる鑿などを使う木彫ではなく基本グラインダーや焼きごてで作りあげ、台座をほんものの石にしたりということはなく原則として総て作り物だということであった。トップのトラツグミの足下の木の葉は紙らしい。
焼きごてで羽根を再現した例 (すべての写真はクリックすると大きくなります)。
関西バードカービングクラブ第16回木彫りの野鳥展のご案内
2009年4月29日(水)~5月5日(火・祝)
AM10:00~PM18:00 (初日13:00オープン 最終日15:00まで)
入場無料
大阪市中央公会堂 地下展示室
(地下鉄淀屋橋駅より徒歩5分)
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Unknown
京都支部の野部です。記事にバードカービンがあり開いたら中之島での作品展で、私の出展作品、トラツグミが出てきて驚きました。この作品はトラツグミが雑木林で餌のミミズを一生懸命に探しているときにアズマヒキガエルに出会ったと云う想定です。落ち葉は紙ではなくて35ミクロンの銅板にて制作したもので35枚を今冬約3カ月をかけて制作しました。この作品を2月に本場アメリカ、カルフォルニアにてコンテストに出展して部門と中級総合にて1位を頂きました。約15年間カービングをやってきて一番うれしい出来事でした。これからの制作意欲もますます出てきた次第です。明日5日まで作品展を開いてますので是非ご覧ください。またバードカービングは基礎から習い始められましたら難かしい内容ではありませんので1年で1~2羽を制作するペースで好きな野鳥が出来上がりますので興味のある方は是非始めてください。道具も市販のナイフ、彫刻刃で制作出来ます。
Unknown
取材当日、材質、製作過程について山下さんに解説いただきました。葉っぱは銅板だったのですね、個々の作品について取材できてなくて失礼しました。アメリカでの受賞の写真などございましたら投稿いただけませんか ?