メニュー 閉じる

京都御苑早朝探鳥会

 午前6時というのに 30名も詰めかけて、驚かされた。一般参加者は半分を占めた。この内、5名でも会員になってくれれば、ありがたいのだが…。

               ツグミ
               (写真をクリックすると大きくなります)

 近衛池東の林でエゾムシクイが囀っている。高音も音程も定まらぬヒー・ツー・キーを頻繁に混じえるのは、歌が成熟していないせいだろうか ? 何ならビッという鋭い時鳴きも聴かせてほしかった。この後、なかなか夏鳥が現れてくれない。代わりに随所でビンズイが歌う。 繁殖期に入った地元のメジロ、カラ類、カワラヒワの囀りも絶好調である。迎賓館東の散策路に入って、やっとキビタキの囀りを聴く。だが、姿は見えず。同時に、少々遠いが、ルリビタキも歌った。マヒワの群れも甘い地鳴きを響かせながら採餌中。アトリの群れの声も聴いたが、数は確認できず。まだ滞在中のシロハラ、ツグミは無音のまま採餌に夢中。探鳥会の間中、夏鳥の貧弱さを嘆き通しだったが、終了間際の鳥合わせの時に至って、コサメビタキとオオルリを見たという報告を受けた。いずれも無言のままだったという。

               フジ

 昆虫では、フッキソウの残花を巡り、かの有名な翔音を響かせるクマバチと、越冬後の痛んだ翔を広げて見せたテングチョウが目立った程度。
 昆虫に比べて植物は華やかで、樹の花や草花が、それらの色を競っていた。オドリコソウの白、カンサイタンポポ・キンポウゲの黄、ヤマブキの濃黄、最盛期を過ぎた枝垂れ桜、レンゲ、ハルジョオンのピンク、カキドオシ・シャガの淡紫、サギゴケ、ショカツサイの紫、と言ったところ。京都御苑早朝探鳥会 (4月19日) T.U wrote

               トチノキ

●見聞きした鳥
アオサギ、ダイサギ、トビ、キジバト、カワセミ、コゲラ、ツバメ、ビンズイ、ヒヨドリ、ルリビタキ、シロハラ、ツグミ、ウグイス、エゾムシクイ、キビタキ、オオルリ、コサメビタキ、エナガ、ヤマガラ、シジュウカラ、メジロ、アオジ、カシラダカ、アトリ、カワラヒワ、マヒワ、イカル、シメ、スズメ、ムクドリ、ハシボソガラス、ハシブトガラス 32種 

                     カワラヒワ

              次の観察会は「探鳥会ガイド」をクリック

カテゴリーの最近の記事