石清水八幡宮では4年に及ぶ「平成の大修理」が終わり、現在特別拝観が開催されています。先日、内部を見せていただいたら、本殿を囲む塀の欄間にたくさんの鳥が彫られていましたのでご報告します。
残念ながら、撮影禁止のため画像がありませんので、下の案内パネルの写真で想像してください。パネルの欄間のモチーフは蜜柑とハト。こんな極彩色の鳥の彫刻がズラーっと並んでいます。
鳥はすべて植物とセットになっていますが、理解に苦しむ取り合わせがたくさんありました。例えば、松と薔薇とツル。松と鶴は分りますが、なぜバラなんでしょう?
梅とウグイス、松とシジュウカラ、枇杷とヒヨドリ、葦とカイツブリ、松とウ(カワウかウミウかは不明)あたりは違和感がありませんが、菊とハクセキレイ、芙蓉とキジ、椿とゴジュウカラなどはバードウォッチャーにとっては不思議な取り合わせです。
さらに、ザクロとツグミは時期が合わないし、牡丹とキツツキ、菖蒲とオシドリ、枇杷とカケス、山茶花とウズラ、柿と小瑠璃(「しょうるり」とふりがながふってありましたがコルリのことでしょう)の取り合わせも不自然です。
それでも、彫刻の精巧さ、色彩の鮮やかさ、そのボリュームには迫力があり、ちょっと変わったバードウォッチングが楽しめました。特別拝観は4月12日(日)まで開催していますから、興味のある方はどうぞ。
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