明け方は冷え込んだとはいえ、快晴・無風の日曜日とあって、京都御苑乾御門には40人を超えるバーダーが参集、とくに他支部から参加された方が目立った。
中立売御門付近にハチジョウツグミが出ているとのことで、そちらに立ち寄ってから、いつものコースを歩くことにする。やや赤みの少ない個体だったが、全員がゆっくり観察できた。
ウグイスやシジュウカラが囀り、カラスが巣材運びをするなど、春は間近にせまっている。近衛邸跡のシダレザクラも、ちらほら咲き始めた。しかし、池のカワセミは今日は姿を見せてくれなかった。ここで、アオゲラの声を聞いた方がいた。
「母と子の森」の水場では、ヤマガラやメジロが水浴びしていた。苑内には今冬もシメが多く、どこの芝生にもいる感じ。ビンズイやツグミ、シロハラも数が多い。これに反して、なぜか少ないのがカワラヒワで、ほとんど姿が見られない。一体どこへ行ったのだろう?
アトリやコゲラをリストに加えながら、九条邸跡の池へ。マガモを確認した後、鳥合せして解散。お疲れさまでした。
好天のためか苑内を散歩する人や犬が多く、期待したトラツグミは結局出現しなかった。レンジャクは今年は外れ年のようで、御苑には来ていない模様。
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帰途、オガタマノキに花が咲いているのに気づいた。モクレンを小さくしたような白い花で、緑の葉に映えて美しい。
京都御苑探鳥会 (3月15日) Σ
●見聞きした鳥
アオサギ、マガモ、トビ、キジバト、アオゲラ、コゲラ、ハクセキレイ、セグロセキレイ、ビンズイ、ヒヨドリ、モズ、シロハラ、ツグミ(ハチジョウツグミ)、ウグイス、エナガ、ヤマガラ、シジュウカラ、メジロ、アオジ、アトリ、カワラヒワ、イカル、シメ、スズメ、ムクドリ、ハシボソガラス、ハシブトガラス 27種
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