穏やかな天候のもと、続々と集まってきた面々には、知らない人が多いので驚く。他府県からも 10名ほどの参加者があった。そんなわけで支部会員の方々の応援をお願いして、出発。
何しろ新人が多いので、大きめの目立つ鳥を見てもらうよう心がけることにする。だか、先ほどまで大声で騒いでいたシロハラが急に静かになり、近衛池にはカワセミの姿もないので、話しのきっかけをつかみにくい。そうこうするうちに、草むらにイカルとシメが姿を見せ始めたので、衆目を見張らせることができるようになった。彼らの大きさ、色模様の配置、身体各部のプロポーション、嘴の大きさ、形、色が興味をひいたようだ。これが、後ほど注目するようになったツグミ、シロハラ、ビンズイなど、他の鳥との比較に役立ったので、いい進行ぶりだったと、自賛しておく。
ルリビタキ (英名: Siberian Bluechat)Tarsiger cyanurus
ヒタキ科ツグミ亜科 (資料映像)
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小鳥の水飲み場近くで、ルリビタキの盛んな地鳴きを聴く。熱心な方が、しきりに姿を探すが不調に終わった。迎賓館の東で、コースを逆行してきた京都野鳥の会のグループに出会った。彼らは、九条池でアオバトを見たというが、これには会えなかった。もうひとつ残念だったのは、キクイタダキが見当たらなかったこと。今年は来ていないのか ? そう言えば、トラツグミにも会えなかった。こちらはもう少し待てばすむことである。
京都御苑探鳥会 (2月15日) T.U wrote
●見聞きした鳥
マガモ、トビ、オオタカ、キジバト、コゲラ、ハクセキレイ、セグロセキレイ、ビンズイ、ヒヨドリ、モズ、ルリビタキ、シロハラ、ツグミ、エナガ、ヤマガラ、シジュウカラ、メジロ、カシラダカ、アオジ、アトリ、カワラヒワ、シカル、シメ、スズメ、ムクドリ、ハシボソガラス、ハシブトガラス 27種
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