天気は良いが、帽子を飛ばされそうな強い季節風に逆らって、まず渡月橋上流に向かう。風のためか、山側では鳥が現れてくれない。川側では並のカモ類は豊富だが、この時刻ではオシドリは上流域に去った後。引き返す途中、やっとシロハラが激しい鳴き声とともに姿を見せ、真上を旋回したタカが鮮やかなノスリ斑を見せた。
渡月橋に戻って、ここからは嵐山東公園沿いに下流に向かう。鳥は相変わらず少ないが、気温が上昇するにつれて次第に多くなってきた。樹上にカワラヒワやメジロの群れ、ベニマシコが飛び出したり、カワセミが”ツィー”と走る。蔓状枯れ草が造ったマウンド上に雄のアオジが止まって、ちっとも動かない。あまり見掛けない光景に、みんなじっくりと見入る。最後は、スズメ、カワラヒワ、ムクドリの群れに混じってカシラダカの小群も現れた。ゆっくり逍遥すれば”海路の日和”と言うことか。出現鳥 47種。これで 30人を越えた参加者に面目が立つというものである。
解散後、松尾橋すぐ下流のオギ原で、オオジュリンの特徴的な地鳴きを聴いた。内規に従い、これも出現鳥に加える。
桂川探鳥会 (2月8日) T.U wrote
●見聞きした鳥
カイツブリ、カワウ、ダイサギ、コサギ、アオサギ、マガモ、カルガモ、コガモ、ヨシガモ、ヒドリガモ、オナガガモ、カワアイサ、トビ、ノスリ、イカルチドリ、イソシギ、ユリカモメ、キジバト、カワセミ、コゲラ、ヒバリ、イワツバメ、キセキレイ、ハクセキレイ、セグロセキレイ、ヒヨドリ、モズ、ルリビタキ、ジョウビタキ、シロハラ、ツグミ、ウグイス、エナガ、ヤマガラ、シジュウカラ、メジロ、ホオジロ、カシラダカ、アオジ、オオジュリン、カワラヒワ、ベニマシコ、イカル、シメ、スズメ、ムクドリ、ハシボソガラス、ハシブトガラス 48種
ヌートリア Myocastor coypus ネズミ目 ヌートリア科
渡月橋上流右岸で出合いました。
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