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奈良公園探鳥会

 「それでは出発しましょか」、近鉄「奈良」駅をでて右手に北円堂がみえるあたり、まず見つかったのがカワラヒワ、そしてメジロの声もする「なんか群れが来た」、シメだった、アトリもいるようだ。
 幸先良い出だし。なかなか動けない、県庁前の信号を渡ってさらに左折、依水園の前から戒壇院へ、定番コースである、小鳥たちも多い。やがて巨大な大仏殿が見える、奈良を象徴するような建物だ。大仏池の水鳥をチェック、観光客の絶えることのない奈良公園だけどこのあたりはいつも静かである。小さな流れがあり林がある、野鳥の多い都市公園としては屈指の場所だろう、アオバトが水を飲んでいた。二月堂までは行かず湯屋の前を通って少し暗い森を抜ける、手向八幡宮を過ぎると若草山山麓の昼食地だ、しかしストレートには行けなかった。美しいルリビタキが出た。
 昼ごはんはいつも鹿たちと楽しむ、ポケットのものを引き抜かれたりする人もいる、彼らは黙って後ろに回ってたりするので油断してるとお弁当の一品がなかったり、哺乳類好きの人には至極のランチ・タイムだろう。

 春日大社の駐車場を抜けて飛火野への道はこの探鳥会のハイライト。盛り上がる予定のクロジには出会えなかったけどトラツグミがあちこちにいた。心の中で「興福寺まえ 2時解散は無理やな」と思いつつ、鳥三昧。忘我の境地。トラツグミがナンキンハゼを食べている(写真は Kさんからいただいた)のを初めて見た。ひらけた地面にはツグミがいっぱい降りている、もうそんな季節なんですね。
 奈良公園の探鳥会はいつも以上にのんびりとした空気が漂う、年に一度だけど毎回参加される方がいらっしゃるのも特徴かも知れない。    
           奈良公園探鳥会 (12月27日)

●見聞きした鳥
カイツブリ、カワウ、ダイサギ、アオサギ、カルガモ、コガモ、ハシビロガモ、トビ、ドバト、キジバト、アオバト、コゲラ、キセキレイ、ハクセキレイ、セグロセキレイ、ビンズイ、ヒヨドリ、モズ、ルリビタキ、ジョウビタキ、トラツグミ、シロハラ、ツグミ、ウグイス、エナガ、ヤマガラ、シジュウカラ、メジロ、ホオジロ、アオジ、アトリ、カワラヒワ、マヒワ、イカル、シメ、スズメ、ムクドリ、ハシボソガラス、ハシブトガラス 39種(ドバト含む)

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