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ある昆虫館

                 船越山昆虫館 内海先生

 兵庫県佐用町にある船越山昆虫館が閉館した。何十年とここを一人で守ってこられた内海先生にお話をお聞きすることができた。ごく普通に自分たちの身の回りにいる昆虫を子供たちによく見てもらいたい、という思いで始められたそうである。標本ではなくて生きたまま見てほしい、だから生態展示をこころがけてきた、食べ物、生育環境、育てるということは虫一つ一つがみんな違っていてなかなか難しいしし問題も多い、でもそれは努力と研鑽をつむことで解決できる。しかしこの昆虫館を維持するための普及活動とか宣伝とかは私には出来なかったというような意味のことをおっしゃっていた。

              スズムシ Homoeogryllus japonicus

 館内の展示は水族館を思いうかべていただければ良い、ごく間近で生きている虫が見られる、閉館後も昆虫たちは生きたまま維持されている。

 NPOで再開するような話しもあるようだが冬期30種、夏期70種、年間を通して150種の昆虫たちの生態展示を引き継げる人材があるのだろうか、
 佐用町船越山いったいは自然環境にすぐれたところで植物の種類も豊富、とても気持ち良いところです。みなさんもいちど訪れてみられてはいかがでしょう。内海先生のお人柄を知るにつけ、ほんの少しでも力になれたらと思います。

  まだ”船越山昆虫館”で検索すると場所その他の情報があるようです。

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