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嵐山探虫会

              マダラスズ♂、シバスズ♀(右)

 開始30分前に、雨はやっと上がる。でも、また降り出すかも知れない。だから、講師の前置き講釈は抜いて、途中中止を覚悟の上で出発。間もなく、天竜寺東側の生け垣にカネタタキ、ミツカドコオロギ、モリオカメコオロギの声を聴いてほっとする。寺の北側に回ってからが大変。小学一年生のM君が”雨後の”カタツムリ(クチベニマイマイ、ケマイマイ)、ムカデ(の一種)、コウガイビルなど次々見つけるものだから、一行は中々動けない。「野々宮」脇の山陰線路床にカワラスズの声。ただし、筆者の耳にはもう聴こえない。久しぶりで、豊かな響きのクサヒバリを聴いた後、鳴かない虫、ツマグロオオヨコバイ、アオバハゴロモ、カノコガ、ヒカゲチョウに見参。「嵯峨児童遊園」付近で、ツクツクボウシやアブラゼミの声が目立つ(?)。ここで、ツバメ、コシアカツバメ、イワツバメ、アマツバメが一挙に出現してびっくり。他にアオサギ、ヒヨドリ、メジロ、ホオジロ、ハシブトガラスも。
 「トロッコ嵐山」駅付近の”放置湿原地”で植物を楽しんだ後、亀山公園へ向かう。ここでは、アオマツムシが盛大な合唱を始めていた。在来種のカンタン、マツムシは、恥ずかしそうに細々と歌う。保津川に出ると、鵜飼いの観覧船の行列が出現。その華やかさに一瞬たじろぐ。解散直後、ヤブキリとカヤキリを聴く。”鳴き虫”は他に、エンマコオロギ、ツヅレサセコオロギ、シバスズ、マダラスズ、クサキリ、キリギリス、ササキリ。声を出さないオオカマキリ、ショウリョウバッタも挙げておこう。

         モリオカメコオロギ♀

 咲いてた花はセンニンソウ、クサギ、カラスウリ、ミソハギ、オミナエシ、ヘクソカズラ、タカサゴユリ、ヤブミョウガ。花は終わったが葉の美しいハンゲショウも。この間、雨は少々パラついた程度で、幸運この上なし。 嵐山探虫会 (8月30日) T.U wrote

         モリオカメコオロギ♂
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●見聞きした鳥
アオサギ、ツバメ、コシアカツバメ、イワツバメ、アマツバメ、ヒヨドリ、メジロ、ホオジロ、ハシブトガラス 9種

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