素晴らしい天候、爽やかな風、雨の季節を目のまえにして若い緑と夏鳥の囀りを満喫した一日となった。担当者が到着するまえからカワガラスを探したりしている人もおられたほど、雨つづきで探鳥会の中止が相次いだことも一因なんだろう大ぜいの参加者がつどわれた。
最初にみんなで見たのはまだ給餌をうけている幼いコゲラとその親、この季節ならではの最高の贈り物であろう。
タニウツギ Weigela hortensis スイカズラ科
暗い枝かげに見えかくれするコガラやヒガラを個々が双眼鏡で追いかけていると、さかんに囀るウグイスに重なってホトトギスの声が聴こえた、と思っていたらつづいてツツドリが鳴く、メジロやヤマガラのうしろにキビタキ、そしてオオルリの歌が響きわたりだした。
とくにホトトギスは声が遠く近くするのに飛んでいる姿すらみつけられずみんなの楽しいストレスになっていた、それも復路やっと枯れ木に止まっているのを発見でき、じっくり眺められ、鬱憤が晴らせた気分で足どりもこころなしか軽くなったのは私だけではなかった事であろう。
初夏の最高に美しい時期の野鳥の囀りと山いっぱいの自然を存分に味わいはしたが全体的には個体数がさほどではなくクロツグミの声もまったく聞こえずほんの少し寂しい思いも残る2008年6月1日の比叡山定例探鳥会であった。
(すべての写真は画面をクリックすると大きくなります)
●見聞きした鳥
トビ、コジュケイ、キジバト、ツツドリ、ホトトギス、アオゲラ、コゲラ(ヒナ)、ツバメ(ヒナ)、コシアカツバメ、キセキレイ(ヒナ)、ヒヨドリ(ヒナ)、カワガラス、ミソサザイ、ウグイス、キビタキ、オオルリ、コサメビタキ、エナガ(ヒナ)、コガラ、ヒガラ、ヤマガラ、シジュウカラ(ヒナ)、キバシリ、メジロ、ホオジロ、カワラヒワ、カケス。ハシボソガラス、ハシブトガラス 29種
次の観察会は「探鳥会ガイド」をクリック
オオオサムシ ? (調査中)、でしたが専門家にみてもらうとやはりオオオサムシ雌、しかも腹部をのばしているので産卵の体勢のようです。
オオオサムシ Carabus dehaanii Chaudoir
体長 23~38mm。触角は長く、上翅中央にも達します。交尾片は長三角形でほぼ左右対称。
亜種:オオオサムシ ssp. dehaanii
チュウブオオオサムシ ssp. punctatostriatus
シコクオオオサムシ ssp. katsumai
クマソオオオサムシ ssp. kumaso
ゴショノウラオオオサムシ ssp. ishidai
コシキオオオサムシ ssp. koshikicola
Unknown
昨日は有難うございました。何年がぶりの比叡山、楽しかったです。調査中の昆虫、もしかしてヤコンオサムシでないでしょうか?
Unknown
そうなんですか ? これ産卵みたいな感じのが出てるけど ? 虫は全然わかりません、みなさんの意見が出揃ったところで改稿します。ありがとうございました。
Unknown
なるほど、昆虫は難しいですね。これでスッキリですね。