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弥仙山府民探鳥会

 5月3日は好天の続く連休後半の初日だった。弥仙山は舞鶴の南西の端にあり、市街地から4キロ以上離れた秘境にあり、まだ手付かずの自然が残っているところ。
 8時30分ころから続々と車が集まり、午前9時前には地元区長に借用承認を受けていた「岸谷バス停広場」は満車になり、その後来た車には、より山奥の空き地を案内した。参加者名簿に62名記入してもらったが、10名以上の未記入者も含み9時過ぎ出発した。

 棚田やフキ畠を過ぎ山へ入ると、近くでオオルリが美しい声で囀り、遠くでキビタキが鳴く。道路はNTTが整備した自動車道でゆるい勾配をひたすら登るが、野鳥たちは直射日光をまともに受け、常日頃の囀りをしない。下見に来た時よく鳴いたトラツグミも口をつぐみ、ミソサザイが大声で3声囀ってくれたが、主役と思っていたクロツグミは遠くでつぶやいただけ。この山は植物も豊富なところで、ショウジョウバカマやイカリ草が咲き、カツラの見事な大木が2本聳え立っている。
 NTTの無線中継所で昼食にし、昼休みに鳥合わせをした。チェックリスト順に出現鳥を写真と照らし合わせ、サウンドリーダーで鳴き声を聞きながら記憶に残してもらう。出現鳥は33種。

     (総ての写真はクリックすると大きくなります)

 若狭湾生物同好会の仲間が近くで採集した野草をてんぷらにしてくれ、熱々の珍味をごちそうになる。最後にコーヒーまでいただき山を下る。
 予定どおり午後2時には全員集合場所に元気で戻り、さわやかな春の日ざしに恵まれた探鳥会は無事終了した。
      弥仙山府民探鳥会 (5月3日) A .M wrote

●見聞きした鳥
アオサギ、トビ、キジバト、ツツドリ、カワセミ、アオゲラ、コゲラ、ツバメ、キセキレイ、ハクセキレイ、サンシヨウクイ、ヒヨドリ、カワガラス、ミソサザイ、トラツグミ、クロツグミ、ヤブサメ、ウグイス、センダイムシクイ、キビタキ、オオルリ、エナガ、ヒガラ、ヤマガラ、シジュウカラ、メジロ、ホオジロ、カワラヒワ、イカル、スズメ、カケス、ハシボソガラス、ハシブトガラス 33種

   イチリンソウ Anemone nikoensis キンポウゲ科 イチリンソウ属

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