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三川合流府民探鳥会

 お花見の休日は3万人の花見客で大変な混雑となる背割堤の花が散ると元の静けさとなりのんびり楽しめました。今日の一番の話題はメタボ気味のシメでした。これから始める北への長旅に備え十分栄養を蓄えたからでしょうか。
 今日の三川合流は南から渡ってきた夏鳥とこれから北へ向かう冬鳥が入り交じるハブ空港の様でした。桂川0km地点すっかり様子が変わりオオヨシキリの姿が有りませんでした。

 この巨木は辛うじて残っていました。この木には山崎の合戦で敗れた明智光秀の呪いがあり、切るとたたりがあるとの伝説をみんなで考えてみました。

     宇治川で発見された絶滅危惧種 ナカセコカワニナ
        詳細説明は下に(写真をクリックすると大きくなります。)

 真ん中の宇治川の命運について流域委員会から一筋の光明が最近ニュースになりました。この提言が生かされる事を願います。
      三川合流府民探鳥会(4月26日) S.F wrote

●見聞きした鳥
カワウ、ダイサギ、コサギ、アオサギ、カルガモ、コガモ、ヨシガモ、ヒドリガモ、キンクロハジロ、トビ、コジュケイ、キジ、コチドリ、ケリ、キジバト、カワセミ、コゲラ、ツバメ、コシアカツバメ、ハクセキレイ、セグロセキレイ、ビンズイ、ヒヨドリ、モズ、シロハラ、ツグミ、ウグイス、セッカ、キビタキ、シジュウカラ、メジロ、ホオジロ、アオジ、カワラヒワ、シメ、ニュウナイスズメ、スズメ、コムクドリ、ムクドリ、ハシボソガラス、ハシブトガラス 41種

ナカセコカワニナ Biwamelania nakasekoae
+ 基礎データ +
分類群: 淡水産貝類
目名: 中腹足目
科名: カワニナ科
+ カテゴリー +
京都府カテゴリー: 絶滅危惧種
環境省カテゴリー: 絶滅危惧I類(CR+EN)
+ 詳細 +
選定理由: 府内の宇治川が模式産地で、府内の生息地が限られている。
形態: 成貝は殻高20mm前後で、カワニナ類の中では比較的小型である。縦肋は斜めに走り、殻底肋は4~5本である。殻口は大きく発達し、殻高の1/2に達することもある。
分布: 滋賀県、京都府、大阪府に分布し、府内では琵琶湖疏水と宇治川に生息する。
◎府内の分布区域 : 淀川水系。
生態的特性:
流れの速い場所の礫などに付着している。産仔は生後10~12ヶ月で開始し、春から秋にかけて年間20~40個体を産出する。胎貝は大きく、殻高3mmを越えるものもある。ビワカワニナ属の中で、唯一河川に適応して種分化した種であり、学術的に貴重である。
生息地の現状:
疏水では鉄道地下工事のため生息範囲および個体数が減少し、数カ所で局地的に残存しているだけである。宇治川でも河川改修などで生息範囲が狭くなっている。
生存に対する脅威:
河川改修による生息場所の破壊や水質汚濁による環境の悪化。
必要な保全対策:
安定して水が流れる場所に、天然石を利用した石積護岸を行うなど、生息場所の回復が必要である。
その他:
琵琶湖・淀川水系固有種

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