右上の大きくて白い縁取りのあるのが下尾筒の羽根、後は腹や背中の羽毛、
松尾谷探鳥会の時ひろった羽根を図鑑に照らし合わせてみました。これは間違いなくヒヨドリのものだということが解りました。
右から4番目は初列風切り、それをのぞいて総て尾羽 です。尾羽のうち中央部ものほど羽軸に対して対称的 な形、従って尾羽と判断できるものも外側のものは非 対称な感じになってくる。
次列風切り、
(総ての写真はクリックすると大きくなります)
ハトはなにかに激しく驚くと羽根がかなり抜け落ちます。でも飛ぶために必要な風切りなどまで抜けることはありません。公園などで大量の羽毛が散乱していてもかならずしもなにかに喰われたというわけではないということです。
これはトラツグミなどにも同じような傾向があるようです。
探鳥会でも「あーヒヨドリや」と幾分ぞんざいにあつかわれることのあるどこにでもいる鳥ですが、日本近辺の固有種なので海外のバーダーには人気があります。
ヒヨドリ(鵯) Hypsipetes amaurotis スズメ目ヒヨドリ科 Brown-eared Bulbul 他にハシブトヒヨドリなど9亜種 体長27.5cm,翼開長40cm
秋田ではサクラドリ、埼玉ではヒヨーヒヨードリ、千葉ではナツピーなどと呼ばれているそうです。
京都府で留鳥。公園や林など、木のあるところなら普通に見られる。ヒーヨヒーヨとけたたましく鳴く声からこの名が付いたが、そのほかにもいろいろな声を出す。以前は冬鳥として日本を訪れる渡り鳥だったが、近年では都市に順応し住み着き、繁殖もしている。が、現在も渡りを行う個体群がいるようで、秋の伊良湖岬などでは海を渡る群が見られる。
甘いものが好きで、細長いくちばしで花の蜜を吸う。木の実や、昆虫類も捕らえて食べる。日本と近隣の国でのみ見られる、分布の狭い鳥。
次の観察会は「探鳥会ガイド」をクリック