この谷は探鳥会のあるなしにかかわらずいちどは出かけてほしいところです。当日は降水確率が高く参加するか否が迷われた方も多かったようです。雲の動きが早くやがて日が差し、昼前にはけっきょく晴れわたりました。
その天候の移りかわりに同期するように木々のあいまにオオルリの姿が見えかくれしはじめやがて浪々と歌いだします。「キビタキがつぶやいているな」と耳を澄ましていると目前に現れます。センダイムシクイがあちこちから鳴きだします。足元から虫のようなヤブサメの声がたちだし、コマドリの囀りが谷に響きわたります。鳥たちのはやい初夏の到来です。
梅谷川探鳥会 (4月19日)
ミヤマカタバミ Oxalis griffithii カタバミ科
●見聞きした鳥
アオサギ、カルガモ、トビ、キジバト、アオゲラ、コゲラ、ツバメ、ハクセキレイ、セグロセキレイ、ヒヨドリ、コマドリ、シロハラ、ヤブサメ、ウグイス、センダイムシクイ、キビタキ、オオルリ、エナガ、ヒガラ、ヤマガラ、シジュウカラ、メジロ、ホオジロ、アオジ、カワラヒワ、イカル、シメ、スズメ、ムクドリ、カケス、ハシボソガラス、ハシブトガラス 32種 (ワシタカ類 SP、ソウシチョウ)
シキミ (樒) Illicium religiosum シキミ科
religiosum : 尊厳的、Illicium : 引き寄せ(薫りのこと)
写真をクリックすると大きくなります。
次の観察会は「探鳥会ガイド」をクリックして下さい。