ヒクイナ登場!
当地では初めて4月第2週の開催としました。ミツガシワの花の一番美しい時期を優先した為、お目当ての夏鳥と出会えるかどうかはちょっと微妙です。
いつもとは逆に池の周囲を時計回りに歩き始めました。越冬したオオバンはまだ残っている様ですが、カモ類はもう旅立っていました。相変わらず深泥池は鳥影の薄い状態です。夏鳥の歌も聞けず…しかし冬鳥はまだふんばっていました。移動途中なのでしょうかツグミの数が多く、ルリビタキの囀りを聴き、カラ類…そうそうエナガの尾羽根はやはり上へ反っています。季節の変化を楽しむこういうのんびり観察が私の好みなんです。トビは赤松の巣で包卵している様で全員でそっとスコープを覗きました。
ミツガシワ Menyanthes trifoliata (三槲) ミツガシワ科
氷河期からの残存植物、京都など低地ではたいへん珍しい。
(すべての写真はクリックすると大きくなります)
ミツガシワの他はアセビ、ショウジョウバカマ、シュンラン、コバノミツバツツジが新緑にはちょっと
早い池の森に彩りを添えています。浮島からはっきり聞こえてくる声の主。最期にねばってヒクイナの姿を双眼鏡に捕らえられ満足です。
深泥池探鳥会 (4月13日) T.M wrote
アセビ Pieris japonica subsp. japonica (馬酔木) ツツジ科
有毒植物 (アセボトキシン)
●見聞きした鳥
アオサギ、マガモ、カルガモ、トビ、オオタカ、キジ、ヒクイナ、バン、オオバン、キジバト、カワセミ、コゲラ、ツバメ、コシアカツバメ、ヒヨドリ、モズ、ルリビタキ、シロハラ、ツグミ、ウグイス、エナガ、ヤマガラ、シジュウカラ、メジロ、アオジ、カワラヒワ、シメ、スズメ、ムクドリ、ハシボソガラス、ハシブトガラス 31種
シュンラン Cymbidium goeringii ラン科
塩漬けにしたこの花を祝いの席で「蘭湯」と言って使う。
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