前日の降水確率がとても高く中止としたが担当者は集合地へ、たとえ雨でも雪でもよほどでない限りコースをまわって記録をとるつもりでいた。こんな時にもたいていどなたかが見える。案の定「雨でも雪でも歩くつもり」という方がニコニコしながら来られた。
「みなさん、天気予報を信じてはいけませんよ(笑)」ひと時パラパラしていたがやがて全く降らなくなった。風もなくこの時期としては気温も高く心地よい。大浦川河畔ではホオジロ類のほか、ニュウナイスズメ、カワラヒワが多かった。セグロセキレイがあちこちで囀っていた。湖岸へでると山側の斜面にジョウビタキ、ルリビタキ、ベニマシコ、湖畔のヨシにはメジロやエナガの群れ、それにトラツグミが 4羽ほどいてゆっくりと眺める。いっぽう水面に目をやるとカモやカイツブリ類、入念に探すがアビ類を見つけることはできなかった。ふと山の枯れ木を見上げるとオジロワシが止まっているではないか、時を忘れて探鳥に集中した一日となった。余談ではあるがなにものかに捕食されたとみられるトラフズクの羽根を拾った。不運なのかラッキーなのか、すくなくとも明るいニュースではない。
大浦湖岸探鳥会 (2月3日)
●見聞きした鳥
カイツブリ、ハジロカイツブリ、カンムリカイツブリ、カワウ、ダイサギ、コサギ、アオサギ、マガモ、コガモ、ヨシガモ、オカヨシガモ、ヒドリガモ、ホシハジロ、キンクロハジロ、スズガモ、ミコアイサ、ウミアイサ、カワアイサ、トビ、オジロワシ、ハイタカ、タシギ、ユリカモメ、カモメ、キジバト、カワセミ、アオゲラ、コゲラ、ヒバリ、キセキレイ、セグロセキレイ、ヒヨドリ、モズ、ミソサザイ、ルリビタキ、ジョウビタキ、イソヒヨドリ、トラツグミ、シロハラ、ツグミ、ウグイス、エナガ、ヤマガラ、シジュウカラ、メジロ、ホオジロ、カシラダカ、アオジ、アトリ、カワラヒワ、ベニマシコ、ニュウナイスズメ、スズメ、ムクドリ、カケス、ハシボソガラス、ハシブトガラス 57種 (+トラフズク)
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