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新春三川合流探鳥会

 この探鳥会は京阪八幡市駅まえに集合する。時節がらみんなそれそれの顔なじみと新年の挨拶を始める。野鳥の会ののどかな新春風景だ。
 「それでは出発しまぁすぅ」、踏切と国道と小さな橋と大きな橋 2つ越えて目的地である。川ではカモが散らばったり陸にあがっていたり、飛ぶってことはまずない。のんびりと見ていられる。そのあたりから猛禽好きのひとは遠いオオタカやチュウヒをしっかりと同定していたりする、桂川左岸に着くとこんどは小鳥たち、カシラダカがいるジョウビタキがいるツグミが舞う。
 「ノスリですなぁ」静かに望遠鏡を操作していた滋賀県から見える鷹見のエキスパートの声だ。もうみんな動かない。大阪の知り合いの方の姿、「山とか歩いてはります」「うん、行ってるよぅ」あいかわらずシャープな印象の人である。
 水辺に立った。一見なにもいないような砂州、水浴びするツグミ、シメ、カワラヒワ「あーこれは面白いなぁ」そんなひとことが一番嬉しい。声はすれど探しきれなかったベニマシコ、一人だけ見た人があったそれも雄、まわりから「えーなー独り占だなぁ」とか冷やかされている。晴天のもと楽しい空気が溢れる。解散時間が近い。担当者が当日記録された鳥のリストを読み上げる。「ぜんぶで 45種ですっ」「うぉーっ」多いという意味である。最後にこの場所も壊されるかも知れない現況を訴えた。来年もぜひみんなのあの歓声を聞きたいと思った。
        新春三川合流探鳥会(2008年1月3日)

●見聞きした鳥
カワウ、ダイサギ、アオサギ、マガモ、カルガモ、コガモ、ヨシガモ、オカヨシガモ、ヒドリガモ、オナガガモ、カワアイサ、ミサゴ、トビ、オオタカ、ハイタカ、ノスリ、チュウヒ、キジ、オオバン、イソシギ、キジバト、カワセミ、コゲラ、キセキレイ、ハクセキレイ、セグロセキレイ、ヒヨドリ、モズ、ジョウビタキ、ツグミ、ウグイス、エナガ、シジュウカラ、メジロ、ホオジロ、カシラダカ、アオジ、カワラヒワ、ベニマシコ、イカル、シメ、スズメ、ムクドリ、ハシボソガラス、ハシブトガラス 45種

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