彼はここまで成長するのに何年の歳月を費やしたことだろう、私たちはこの「樹」が伐採される理由をしっかりと聞かされている。しかしこの柳がもし「人の命」だったとしよう、切り倒されるのにいいわけがなりたつだろうか、このあたり一帯をレジャー施設にする計画があるという、またなに言わぬ生物たちが駆逐される。
この日、この時期いつもいるやけに胸の白いノスリを見かけなかった。「そりゃあそうだ、休む枝がないんだもんなぁ」。
宮崎に「綾の森」という原生の照葉樹林が残っている。遺伝子の宝庫と呼ばれているそうだ。今まで普通にそこらにあったものが片隅に追いやられ、そして人知れず無くなって逝く。桂川生態調査 (27 Dec.07′)
この写真はまだこの木が生きていたころのここの風景です。昨年の夏に撮りました(画面をクリックすると大きくなります)。
●見聞きした鳥
カイツブリ、カワウ、ダイサギ、コサギ、アオサギ、マガモ、カルガモ、ヨシガモ、ヒドリガモ、オナガガモ、カワアイサ、トビ、コジュケイ、キジ、イソシギ、ユリカモメ、セグロカモメ、キジバト、カワセミ、コゲラ、キセキレイ、ハクセキレイ、セグロセキレイ、ヒヨドリ、モズ、ジョウビタキ、シロハラ、ツグミ、ウグイス、エナガ、シジュウカラ、メジロ、ホオジロ、カシラダカ、アオジ、カワラヒワ、ベニマシコ、シメ、スズメ、ムクドリ、ハシボソガラス、ハシブトガラス 42種 (調査での記録とは少し異なります)
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Unknown
こんなに美しい風景が・・・・ 見るだけでショックです。
人間の何世代分もの時間をかけて自然に育まれた貴い樹も、彼ら伐採者にとっては、((レジャー施設の建設物の如く簡単に作っては壊せるモノ))、くらいの意識しかないのでしょうか。
Unknown
同感です。
お役所だけじゃなくてどこでも木なんていとも簡単に切ったり植えたりします。生物なんて意識は誰ももってないんじゃないでしょうか、世の中の大部分で植物は「物」に過ぎないと、