初冬の寒さを感じる朝の京都御苑では、イチョウやサクラの葉が美しく色づいていた。
午前9時、受付を終わってみると、一般市民が参加者44人の3分の2を占めたのに驚いた。某新聞に掲載された京都支部探鳥会の記事を見て来られた方が多かったようだ。
今秋は山の木の実が豊作だったためか、冬鳥が市街地に降りてくるのが遅れているようで、ルリビタキ、ジョウビタキ、シロハラ、アオジ、アトリは出現しなかったが、ビンズイ、イカル、シメ、セキレイ類などをじっくり観察することができた。全員で見られなかったのが残念だが、冬季に御苑を餌場にしているオオタカが頭上を飛んでくれたのも収穫だった。
御苑南端の九条池畔で鳥合せ(出現鳥の確認)を行い、正午前に解散した。
京都御苑探鳥会(11月18日) Σ
●見聞きした鳥
アオサギ、マガモ、トビ、オオタカ、キジバト、コゲラ、ハクセキレイ、セグロセキレイ、ビンズイ、ヒヨドリ、ツグミ、ウグイス、エナガ、ヤマガラ、シジュウカラ、メジロ、カシラダカ、カワラヒワ、イカル、シメ、スズメ、ハシボソガラス、ハシブトガラス 23種
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Unknown
はじめまして。
京大で昆虫の研究をしている者です。
鳥類は昆虫にとって重要な捕食者ということで、いつも鳥類相を知る参考に探鳥会の報告を拝見させていただいております。
そこで、厚かましいお願いがあります。
探鳥会では目撃した鳥の種数を報告されていますが、もし可能であれば目撃した鳥の頻度(目撃回数)をカウントして頂けると大まかな密度も知ることができて嬉しいのですが…
もし気が向かれましたらよろしくお願いいたします。
探鳥会のデータとしても頻度の情報が加われば、さらに素晴らしい物になると思います。
Unknown
lemongrassさま、見ていただいていてありがとうございます。個体数なども書けば記録がよりいっそう実像として見えてきそうですね、一部データの集積はしていますが総てというわけではありませんしこのブログは広く一般の方にも楽しんでいただきたいので簡単に種数ていどにとどめています。
Unknown
lemongrassさんから出現鳥の目撃頻度が知りたいとのコメントをいただきましたが、探鳥会は調査と異なり、出現頻度の記録は取っていません。
私個人の記憶に基づく出現個体数は次の通りです。
アオサギ1、マガモ5+、トビ1、オオタカ1、キジバト5+、コゲラ2.ハクセキレイ2、セグロセキレイ4、ビンズイ10±、ヒヨドリb、ツグミ1、ウグイス1、エナガ20+、ヤマガラ1、シジュウカラa、メジロ20+、カシラダカ1、カワラヒワ2、イカル100+、シメ5±、スズメa、ハシボソガラスb、ハシブトガラスb(+:以上、±:前後、a:10以下、b:11~99)
Unknown
bulbul様、Σ様
ご返答ありがとうございます。
Σ様の出現個体数、大変嬉しいです。
早速参考にさせて頂きます。
コゲラが思ったより少なかったです。
冬でも主に昆虫を食べる鳥を中心にまた参考にさせて頂きたいので、もし余裕がございましたらまた今回のように大まかな個体数を教えて頂けると嬉しいです。