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比叡山探鳥会「この木なんの木」

        画面をクリックすると爽やかな草原へ飛び出せます。

 降水確率 40%の予報だったが上々の天気。高野川沿いにミゾソバ、シャクチリソバが開花中。ヒガンバナも今年は 2週間近くも開花が遅れ、まだきれいに咲いているものあり、キンモクセイが匂う。ケーブル八瀬駅近くの池には沢山の白い花を咲かせた水草あり。オオカナダモではなかろうか。2羽のキセキレイの乱舞、カワガラスにも出会う。9時ケープル発車、山上に向かう。ヨメナ開花中、アキノキリンソウの黄色が美しい。実をつけたタラがあちこちに。
 ケーブル比叡駅周辺からの遠望、京都市街や、遠くの山まで良く見える。これ程すっきり見えるのは珍しい。

    ノビタキ Stonechat Saxicola torquata ヒタキ科ツグミ亜科
            (写真は会員の K.Oさんからいただきました)

 スキー場跡にノビタキ、ホオジロ、カケス、モズなど出現。ここにはススキが多い。スキー場跡を過ぎると比良連峰の蓬莱が良く見える。このあたりコマユミが多く実が美しいものだが今年は少なくて残念。斜面の下の方に栗が沢山実をつけているが近づけず。坂を下り切ったあたりメジロが次々と道を横切る。コゲラ、シジュウカラ、ヒガラも確認。

       キンモクセイ Osmanthus fragrans var. aurantiacus

 ミカエリソウが所々に咲く。鎮護国家と書かれた碑のところで左折。狭い山道を下ると平坦地に出る。ここで昼食。毎年赤花のゲンノショウコが咲くのでそこをのぞいてみる。今年はほとんど見られず。ここでまだ背の低い桧の間をコゥ、コゥ、コゥと声を出しつつ、ゆっくりと移動していく大型の鳥を見る。残念ながら木々にさえぎられて全身は見えず。どうもヤマドリらしい。食事中カケスが次々と通過。
 食後、ここから近いドライブウェー脇の駐車場へ。ここでトイレ休憩。釈迦堂の方には向かわず帰路につく。スキー場跡まで戻ってくると上空をヒメアマツバメが多数飛び交う。
 今年は酷暑のせいかカエデ類など大変葉がいたんでおり美しい紅葉は見られそうにない。イノシシが掘ったと見られる跡が例年になく多い。
 オハラメアザミ、ツリフネソウ、アキチョウジ、ダイコンソウ、ツルニンジンなどの花が咲いていたが数が少ない。

    オハラメアザミ Cirsium microspicatum Nakai var. kiotoense Kitam.

 出現鳥も 24種で少々ものたりなかったが、暑くもなく寒くもなくすがすがしい天気で参加者の皆さんゆったりと過ごされたのではなかろうか、2時半出発のケーブルで下山。
 ケーブル比叡駅展望台わきのサンショ、熟した実が沢山残っており少し頂だいする。蒔いて見るつもり。苗が出来たら皆さんに差し上げよう。

     (10月14日 比叡山探鳥会) A.T wrote

●見聞きした鳥
カワウ、トビ、ヤマドリ、キジバト、ヒメアマツバメ、アマツバメ、アオゲラ、コゲラ、キセキレイ、セグロセキレイ、ヒヨドリ、モズ、カワガラス、ノビタキ、大型ツグミ類 SP、ウグイス、ヒガラ、ヤマガラ、シジュウカラ、メジロ、ホオジロ、イカル、カケス、ハシボソガラス、ハシブトガラス 24種(+SP)

      次の比叡山探鳥会は11月23日(祝)です。

              センブリ Swertia japonica

 これは同定が不確かです。もし違ってるようでしたらお知らせいただけると幸いです。bulbul

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